特許
J-GLOBAL ID:200903017992581986

酸素の効率的な製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-014109
公開番号(公開出願番号):特開平11-257844
出願日: 1999年01月22日
公開日(公表日): 1999年09月24日
要約:
【要約】【課題】 低温空気分離による酸素の効率的な製造方法を提供する。【解決手段】 少なくとも1つの蒸留塔(196及び198)を含む蒸留塔系における空気の低温蒸留法であって、窒素濃度が供給空気流れのそれ以上である流れ(152)を凝縮させることによって、酸素製品を製造する蒸留塔(198)の塔底での沸騰を提供するようにする。
請求項(抜粋):
窒素濃度が供給空気流れのそれ以上である流れを凝縮させることによって、酸素製品を製造する蒸留塔の塔底での沸騰を行わせる、少なくとも1つの蒸留塔を含む蒸留塔系における空気の低温蒸留方法であって、以下の(a)〜(c)の工程を含むことを特徴とする空気の低温蒸留方法。(a)以下の(1)及び(2)の2つの方法の少なくとも1つで蒸留塔系に必要とされる全ての寒冷の少なくとも10%の仕事エネルギーを発生させる工程。(1)窒素含有率が供給空気のそれ以上である第1のプロセス流れを仕事膨張させ、その後次の(i)及び(ii)の2つの液体、すなわち、(i)酸素製品を製造する蒸留塔の中間の高さにある液体、(ii)この蒸留塔への液体供給物であって、供給空気の酸素濃度と同じ又は好ましくはより高い酸素濃度を持つ液体供給物のうちの1つ、の2つの液体の少なくとも1つとの潜熱交換によって、前記の膨張した流れの少なくとも一部を凝縮させる方法。(2)酸素濃度が供給空気の酸素濃度と同じ又は好ましくはより高く、また酸素製品を製造する蒸留塔の圧力よりも圧力が高い酸素に富む液体流れの少なくとも一部との潜熱交換によって、窒素含有率が供給空気のそれ以上の少なくとも第2のプロセス流れを凝縮させ、そして潜熱交換によって酸素に富む液体の少なくとも一部が蒸気画分に気化した後で結果として得られた蒸気流の少なくとも一部を仕事膨張させる方法。(b)第3のプロセス流れを仕事膨張させ、前記工程(a)で発生する仕事との総計が低温プラントが要求する寒冷の総計を超えるように追加のエネルギーを生じさせ、そして第3のプロセス流れが前記工程(a)(1)の第1のプロセス流れと同じ場合には、仕事膨張後の第3のプロセス流れの少なくとも一部は前記工程(a)(1)で説明された2つの液体流れのいずれとの熱交換でも凝縮させない工程。(c)蒸留塔系の寒冷必要量を超えて発生される仕事を使用して、周囲温度よりも低い温度でプロセス流れを低温圧縮する工程。
引用特許:
審査官引用 (11件)
  • 特開昭56-080680
  • 特表昭61-503047
  • 特表平3-500924
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