特許
J-GLOBAL ID:200903019968296637
円筒形流動層ガス化燃焼炉
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
渡邉 勇 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-171733
公開番号(公開出願番号):特開平10-002521
出願日: 1996年06月11日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 ガス化炉および燃焼炉が一体であることから、石炭などのチャー発生量の大きな燃料であっても、チャーの移送量を容易に制御でき、さらにチャーの燃焼熱をガス化用熱源として利用できる流動層ガス化燃焼炉を提供する。【解決手段】 同心の第1仕切壁2で円筒形状のガス化炉3とその周囲に形成される円環状の燃焼炉4に分割するとともに、第1仕切壁2は上部の流動層表面近傍及び下部で連絡する開口を有し、ガス化炉3においては、異なる流動化速度を与えるような散気装置27,28を炉床部分に設け、燃焼炉4においては、半径方向に第2仕切壁5を設けて複数の主燃焼室6と、熱回収室7とにそれぞれ分割し、主燃焼室6においては、異なる流動化速度を与えるような散気装置34,35を炉床部分に設け、熱回収室7においては、実質的に小さな流動化速度を与えるような散気装置36を炉床部分に設けた。
請求項(抜粋):
円筒形流動層炉であって、同心の第1仕切壁で円筒形状のガス化炉とその周囲に形成される円環状の燃焼炉に分割するとともに、該第1仕切壁は上部の流動層表面近傍及び下部で相互に連絡するように開口を有し、前記該第1仕切壁に囲まれた円筒形状のガス化炉においては、流動層内に異なる流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設け、中心付近の円筒状範囲の流動層を実質的に小さな流動化速度を与えられた弱流動化域として流動媒体の沈降流を生じさせ、前記第1仕切壁に近い円環形状範囲の流動層を実質的に大きな流動化速度を与えられた強流動化域として流動媒体の上昇流を生じさせ、一部は前記第1仕切壁上部の連絡口を通して燃焼炉へ流入し、一部は中央の弱流動化域に向かう流れとして、ガス化炉の流動層内に旋回流を形成するとともに、該弱流動化域に可燃物を投入するように構成し、前記第1仕切壁外側の円環状の燃焼炉においては、半径方向に第2仕切壁を設けて流動層部分を複数の主燃焼室と、熱回収室とにそれぞれ分割し、前記第2仕切壁は下部の連絡口で主燃焼室と熱回収室を相互に連絡するとともに、上端部は流動層表面近傍までとし、フリーボード部分においては主燃焼室と熱回収室とを一体化させ、前記主燃焼室においては、流動層内に異なる流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設け、前記主燃焼室の中央部でかつガス化炉との連絡口付近の流動層は実質的に小さな流動化速度を与えられた弱流動化域として、流動媒体の沈降流を生じさせ、一部は第1仕切壁の下部連絡口を通してガス化炉へ還流するとともに、一部は第2仕切壁側の実質的に大きな流動化速度を与えられた強流動化域に向かう流れとなり、かつ該強流動化域では流動媒体は上昇流となり、その結果、主燃焼室流動層内に旋回流を生じるとともに、上昇流の一部は第2仕切壁上部を越える反転流となって熱回収室に入り、前記熱回収室においては、流動層内に実質的に小さな流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設けて弱流動化域を形成し、主燃焼室から第2仕切壁上部を越えて熱回収室に入った流動媒体が熱回収室で沈降し、該第2仕切壁の下部連絡口を通って主燃焼室に還流するような循環流を構成し、熱回収室流動層内には伝熱面を配置したことを特徴とする円筒形流動層ガス化燃焼炉。
IPC (7件):
F23G 5/027 ZAB
, F23C 11/02 310
, F23C 11/02 311
, F23G 5/30 ZAB
, F23G 5/30
, F23J 1/00
, F23L 7/00
FI (7件):
F23G 5/027 ZAB B
, F23C 11/02 310
, F23C 11/02 311
, F23G 5/30 ZAB B
, F23G 5/30 ZAB E
, F23J 1/00 B
, F23L 7/00 A
引用特許:
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