特許
J-GLOBAL ID:200903021424560807

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-283129
公開番号(公開出願番号):特開平11-101291
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、減衰力特性の調整範囲を広げ、伸縮側で大小異なる減衰力特性を選択可能とし、かつ、小型化を図る。【解決手段】 シリンダ2にピストン3を嵌装し、リザーバ6を接続する。シリンダ上室2aとリザーバ6とを主通路11で連通させて主減衰弁14を設ける。シリンダ上下室2a,2b間を第1副通路12で連通させる。シリンダ下室2bとリザーバ6とを第2副通路13で連通させる。第1、第2副通路12,13に減衰力調整弁16を設ける。減衰力調整弁16によって、第1、第2副通路12,13の通路面積を一方が小のとき他方が大で一方が大のとき他方が小となるように調整し、伸び側と縮み側とで大小異なる減衰力特性を得る。第1、第2副通路12,13の通路面積に応じて主減衰弁14のパイロット圧が変化してその開弁圧力が変化するので、減衰力特性の調整範囲を広げることができる。伸縮側で主減衰弁14を共用して小型化を図る。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、油液およびガスが封入されたリザーバと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されてシリンダ内を第1室と第2室とに画成するピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記第1室を通ってシリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記第1、第2室間を連通させる第1連通路と、該第1連通路の前記第2室側から第1室側への油液の流通のみを許容する第1逆止弁と、前記第2室と前記リザーバとを連通させる第2連通路と、該第2連通路に設けられ前記リザーバ側から第2室側への油液の流通のみを許容する第2逆止弁と、前記第1室と前記リザーバとを連通させる主通路と、該主通路に設けられたパイロット型主減衰弁と、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1副通路と、前記第2室と前記リザーバとを連通させる第2副通路と、前記第1副通路および第2副通路の上流部に設けられた固定オリフィスと、前記第1副通路および第2副通路の下流部の流路面積を調整する減衰力調整弁とを備え、前記パイロット型主減衰弁は、前記第1副通路の前記固定オリフィスと前記減衰力調整弁との間の圧力をパイロット圧力として開弁圧力を調整し、また、前記減衰力調整弁は、前記第1副通路および前記第2副通路の流路面積を一方を小としたとき他方を大とし、かつ、一方を大としたとき他方を小とするように調整することを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
引用特許:
審査官引用 (6件)
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