特許
J-GLOBAL ID:200903022271484886

蒸気圧縮式冷凍機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 伊藤 洋二 ,  三浦 高広 ,  水野 史博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-058507
公開番号(公開出願番号):特開2004-270966
出願日: 2003年03月05日
公開日(公表日): 2004年09月30日
要約:
【課題】膨脹弁の製造原価低減を図ることにより蒸気圧縮式冷凍機の製造原価を低減する。【解決手段】低圧冷媒と高圧冷媒とを熱交換する内部熱交換器7を設けて、膨脹弁5のプリロード調節機構を廃止する。これにより、内部熱交換器7にて膨脹弁5に流入する冷媒が冷却されて蒸発器6に流入する冷媒のエンタルピが小さくなり、逆に圧縮機1に吸引される冷媒が加熱される。したがって、蒸発器6の冷媒入口と出口とのエンタルピ差を大きくして蒸発器6の吸熱能力を高めることができるとともに、圧縮機1に吸引される冷媒に過熱度を与えることが可能となるので、プリロード調節機構を廃止しても蒸気圧縮式冷凍機を安定作動させることができる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式冷凍機であって、 冷媒を吸入圧縮する圧縮機(1)と、 高圧冷媒の熱を放冷する放熱器(2)と、 前記放熱器(2)にて冷却された冷媒を減圧膨脹させる膨脹弁(5)と、 前記膨脹弁(5)に減圧された冷媒を蒸発させて吸熱する蒸発器(6)と、 前記膨脹弁(5)にて減圧される前の高圧冷媒と前記圧縮機(1)に吸引される低圧冷媒とを熱交換する内部熱交換器(7)とを備え、 前記膨脹弁(5)は、所定質量のガスが封入された密閉空間(5a)を形成する薄膜状のダイヤフラム(5c)、前記ダイヤフラム(5c)の変位に連動して絞り開度を変化させる弁体(5d)、前記ダイヤフラム(5c)を挟んで前記密閉空間(5a)と反対側から前記密閉空間(5a)の体積を縮小させる向きの弾性力を与えるバネ(5q)、及び前記バネ(5q)の初期荷重を与える荷重付与部(5r)を有し、 前記密閉空間(5a)内の圧力は前記蒸発器(6)を流出した冷媒の温度に応じて変化し、前記ダイヤフラム(5c)のうち前記密閉空間(5a)と反対側には前記蒸発器(6)を流出した冷媒の圧力が作用しており、 さらに、前記荷重付与部(5r)は、ハウジング(5j)に対して移動することができない構造となっていることを特徴とする蒸気圧縮式冷凍機。
IPC (2件):
F25B41/06 ,  F25B1/00
FI (2件):
F25B41/06 R ,  F25B1/00 331Z
引用特許:
審査官引用 (12件)
  • 温度式膨張弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-306120   出願人:株式会社デンソー
  • 温度式膨張弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-264189   出願人:日本電装株式会社
  • 冷凍装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-163446   出願人:株式会社日立製作所
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