特許
J-GLOBAL ID:200903074016924341

圧力制御弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-259307
公開番号(公開出願番号):特開2001-082835
出願日: 1999年09月13日
公開日(公表日): 2001年03月30日
要約:
【要約】【課題】 ダイヤフラムと弁体との接合部の疲労破壊を低減する。【解決手段】 密閉空間311c内に非凝縮性ガス及び所定密度の冷媒を封入し、超臨界域から凝縮域の全域に渡って密閉空間311c内の圧力と放熱器200出口側の冷媒圧力との差圧によってダイヤフラム311aを変位させる。これにより、弾性部材315の弾性力は、弁体313を支持するに必要な大きさでよいので、弁体313を介してダイヤフラム311aに作用する弾性部材315の弾性力を十分に小さくすることができる。このため、ダイヤフラム311aに作用する力の多くは、密閉空間311c内の圧力と放熱器200出口側の冷媒圧力とになるので、ダイヤフラム311a全体に略均一に力(圧力)を作用させることができる。延いては、ダイヤフラム311aと弁体313との接合部に応力が集中してしまうことを防止できる。
請求項(抜粋):
冷媒を冷却する放熱器(200)から冷媒を蒸発させる蒸発器(400)に至る冷媒流路に配置され、前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとともに、前記放熱器(200)出口側の冷媒温度に基づいて弁口(312)の開度を調節することにより、前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御する蒸気圧縮式冷凍サイクル用の圧力制御弁であって、前記冷媒流路内のうち前記弁口(312)より冷媒流れ上流側に密閉空間(311c)を形成し、前記密閉空間(311c)内外の圧力差に応じて変位する、薄膜状の変位部材(311a)と、前記弁口(312)の開度を調節するとともに、前記変位部材(311a)に接合されて前記変位部材(311a)と連動して変位する弁体(313)とを備え、前記変位部材(311a)のうち前記密閉空間(311c)の外側には、前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力が作用しており、前記密閉空間(311c)内の圧力は、前記弁口(312)の開度が縮小する向きの力を前記変位部材(311a)を介して前記弁体(313)に作用させ、前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力は、前記弁口(312)の開度が増大するする向きの力を前記変位部材(311a)を介して前記弁体(313)に作用させ、さらに、前記密閉空間(311c)内には、非凝縮性ガス及び所定密度の冷媒が封入されていることを特徴とする圧力制御弁。
IPC (2件):
F25B 41/06 ,  F16K 31/68
FI (3件):
F25B 41/06 P ,  F25B 41/06 N ,  F16K 31/68 S
Fターム (10件):
3H057AA03 ,  3H057BB36 ,  3H057CC07 ,  3H057DD05 ,  3H057EE02 ,  3H057FC05 ,  3H057HH02 ,  3H057HH07 ,  3H057HH16 ,  3H057HH18
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 圧力制御弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-194384   出願人:株式会社デンソー, 株式会社日本自動車部品総合研究所
  • 圧力制御弁と蒸気圧縮式冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-033962   出願人:株式会社デンソー, 株式会社日本自動車部品総合研究所
  • 特開昭62-077575
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