特許
J-GLOBAL ID:200903022545907320
受放熱構造体
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-233697
公開番号(公開出願番号):特開2002-016204
出願日: 2000年06月28日
公開日(公表日): 2002年01月18日
要約:
【要約】【目的】 発熱素子の温度を従来の温度制御領域外の極めて低温度に制御する為の受放熱構造体を提供し、機器の極めて高い信頼性を保証する。【構成】 受放熱構造体において、その主たる構成要素である低温熱媒ヒートパイプ内には臨界温度が+50°C以下、臨界圧力が80Kg/cm2以下であり、沸点が-100°C〜+50°Cの間にあり、且つそのオゾン破壊係数(ODP)はゼロであり、地球温暖化係数(GWP)は300以下である不燃性作動流体が封入されてあり、その温度は常に作動流体の臨界温度以下に制御されてあるよう構成した。【効果】 発熱素子の作動時温度を従来不可能であった低温度まで引き下げることが可能になり、これにより高い信頼性を長期間保証すると共に機器の高い安全性をも保証する受放熱構造体を完成せしめた。特に作動流体を二酸化炭素とし、放熱手段としてペルチエ効果応用の温度制御装置を併用した場合の効果は絶大であった。
請求項(抜粋):
熱量発生源(1)と熱媒手段(2)と放熱手段(3)を必須構成要素として構成されてあり、発熱体温度を所定の温度に制御する為の受放熱構造体であって、半導体素子を主体とする発熱体を熱量発生源(1)とし、この熱量発生源により供給される熱量を所定の位置まで輸送すると共に所定の面内に均一に拡散供給せしめる機能を有し、且つ放熱部から供給される冷熱量を所定の部分に輸送すると共に熱量発生源に集熱供給する機能を併せ持つヒートパイプを主たる熱媒手段(2)とし、このヒートパイプ内には臨界温度が+50°C以下、臨界圧力が80Kg/cm2以下であり、沸点が-100°C〜+50°Cの間にあり、そのオゾン破壊係数(ODP)はゼロであり、地球温暖化係数は300以下である凝縮性二相流体が作動流体として封入されてあり、このヒートパイプの温度は温度制御装置により作動流体の臨界温度を超えることのないよう制御されてあり、この温度制御装置にはヒートパイプの冷熱輸送集熱機能により熱量供給手段の温度を所定の温度以下に制御する機能をも与えられてあり、このような温度制御装置を備えた放熱構造体を放熱手段(3)として構成されてあり、熱媒手段であるヒートパイプは、作動流体の軸方向振動を主たる熱輸送原理とする蛇行細管ヒートパイプであるか、二相流体の相変化による受放熱を主たる熱輸送原理とし且つ耐内圧強度強化手段が施されてある通常型ヒートパイプであるか、の何れかのヒートパイプまたはそれらを内蔵したプレートヒートパイプであることを特徴とする受放熱構造体。
IPC (3件):
H01L 23/427
, F28D 15/02
, H05K 7/20
FI (6件):
F28D 15/02 A
, F28D 15/02 L
, H05K 7/20 R
, H05K 7/20 S
, H05K 7/20 P
, H01L 23/46 B
Fターム (12件):
5E322AA01
, 5E322AA05
, 5E322BB06
, 5E322DB05
, 5E322DB07
, 5E322DB08
, 5E322DC01
, 5F036AA01
, 5F036BA08
, 5F036BA24
, 5F036BB60
, 5F036BF03
引用特許:
審査官引用 (9件)
-
特開昭53-129502
-
特開昭60-102759
-
特開平4-368156
全件表示
前のページに戻る