特許
J-GLOBAL ID:200903023797844620

筒内噴射式エンジンの燃焼室構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田代 烝治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-347657
公開番号(公開出願番号):特開平11-182247
出願日: 1997年12月17日
公開日(公表日): 1999年07月06日
要約:
【要約】【課題】 ピストン上面での燃料の反射を利用して常に良好な成層燃焼を確保することのできる簡単な構成の筒内噴射式エンジンの燃焼室構造を得ること。【解決手段】 筒内噴射式エンジンは、ペントルーフ型の燃焼室天井部を有するシリンダヘッドと、燃焼室天井部に対応して凸状に形成されたピストンヘッドを備えるピストンとを有する。また、シリンダヘッドにはピストンに向けてシリンダ軸方向に燃料を噴射する噴射手段と、吸気手段側からシリンダ軸芯方向に対し斜めに突出する点火プラグとを備えている。更に、ピストンヘッドは、略真円状に開口し底面が吸気側に傾いたキャビティを凹設して有しており、ピストンヘッドと燃焼室天井部との間にはピストンヘッドの中央に向かうスキッシュ領域が形成されている。
請求項(抜粋):
ペントルーフ型に形成された燃焼室天井部と、燃焼室内に直接燃料を噴射するインジェクタと、前記燃焼室内の混合気に着火する点火プラグと、を有するシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの燃焼室天井部の形状に対応した凸形状を基本形状とするピストン上面と、該ピストン上面のほぼ中央位置に凹設され前記インジェクタより噴射された燃料が衝突するキャビティとを有するピストンと、を備え、前記燃焼室内にて成層混合気を形成し成層燃焼を行う筒内噴射式エンジンの燃焼室構造において、前記インジェクタは、前記燃焼室天井部のほぼ中央位置から燃料を所定タイミングでシリンダ軸方向前記ピストン上面に向けて噴射するように配置され、前記点火プラグは、前記燃焼室天井部の吸気側から前記燃焼室内に突出し、前記点火プラグの着火部が、前記ピストンの略上死点位置にて前記キャビティの内方上部位置でかつ前記キャビティの中心から吸気側へ偏位した位置に位置するように配置され、前記キャビティは、底部に前記インジェクタから噴射された燃料が前記着火部方向に反射する角度に傾斜した傾斜面を有し、前記燃焼室天井部とピストンは、圧縮行程時に前記ピストン上面の周縁側から前記ピストン上面の中央に向かう混合気の流れであるスキッシュ流が生成される構成を有していることを特徴とする筒内噴射式エンジンの燃焼室構造。
IPC (5件):
F02B 23/10 ,  F02B 23/08 ,  F02F 3/26 ,  F02M 61/14 310 ,  F02M 61/14
FI (6件):
F02B 23/10 D ,  F02B 23/10 M ,  F02B 23/08 P ,  F02F 3/26 A ,  F02M 61/14 310 D ,  F02M 61/14 310 S
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (4件)
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