特許
J-GLOBAL ID:200903023880802742

イオントラップ型質量分析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 作田 康夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-033307
公開番号(公開出願番号):特開2003-234082
出願日: 2002年02月12日
公開日(公表日): 2003年08月22日
要約:
【要約】【課題】分析対象イオンの構造の安定性に依らず、安定に、高感度・高精度質量分析可能なイオントラップ型質量分析法ならびにその装置を提供する事にある。【解決手段】イオントラップ内部に、リング電極の中心点を通り、リング電極の中心軸に垂直な基準面に対して、非対称となる捕捉電界を生成し、イオンを急激に共鳴増幅させて、イオントラップから短時間に出射させる手段により、上記目的を達成する。【効果】本発明の上記手段により、リング電極の中心点を通り、リング電極の中心軸に垂直な基準面に対して、イオントラップ電極間空間に生成されるイオン捕捉電界を非対称化することにより、イオンを急激に共鳴出射することができ、イオンの構造の安定性に因るマスずれを回避し、高精度で高感度な質量分析結果を安定に得ることが可能となる。
請求項(抜粋):
環状のリング電極と、該リング電極が間に配置されるように対向して配置された二つのエンドキャップ電極と、前記リング電極とエンドキャップ電極間に形成される電極間空間に高周波電界を生成するように前記リング電極とエンドキャップ電極間に与える高周波電圧を発生する高周波電源と、イオンを生成するイオン源と、その生成されたイオンを前記高周波電界が生成される前記電極間空間に捕捉する手段と、前記電極間空間に捕捉されるイオンのうち、ある特定の質量対電荷比を持つイオンを前記電極間空間内で共鳴励起させるため、前記特定の質量対電荷比を持つイオンが、その質量対電荷比に応じて順次に質量分離し、電極間空間から出射させ、それを検出する手段を持つイオントラップ型質量分析装置において、電極間空間にイオンを捕捉するために生成する高周波電界分布が、前記リング電極の中心点を通り、前記リング電極の回転対称軸に垂直な面を基準面とした場合、前記基準面に対して、非対称となることを特徴とするイオントラップ型質量分析装置。
IPC (3件):
H01J 49/42 ,  G01N 27/62 ,  H01J 49/40
FI (3件):
H01J 49/42 ,  G01N 27/62 L ,  H01J 49/40
引用特許:
審査官引用 (4件)
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