特許
J-GLOBAL ID:200903025301236849

内歯・外歯を有する一体型ドラム成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 悟 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-336903
公開番号(公開出願番号):特開平11-170001
出願日: 1997年12月08日
公開日(公表日): 1999年06月29日
要約:
【要約】【課題】 高い製品品質の確保と、歯の傾きや内歯と外歯の軸心ズレ防止と、高精度で高強度の内外歯成形と、外歯の必要有効歯長を確実に保ち端面後加工も容易な転造外歯成形が達成される内歯・外歯を有する一体型ドラム成形方法を提供すること。【解決手段】 板材固定工程と、ドラム部予備成形工程と、外歯ベース面成形工程と、転造外歯成形工程と、フローフォーミング内歯成形工程とを備え、一枚の円形板材A’からワンクランプにて一体型ドラムAを成形する方法において、転造外歯成形工程を、外歯ベース面に対向配置された外歯ダイス31と、外歯ダイス31に隣接配置されたフローストッパローラ40と、プレッシャプレート36を外歯ダイス31の反対位置にて支持するバックアップローラ30を用い、外歯ダイス31を回転させながら軸心に向かう径方向に移動させる転造による冷間塑性変形で第2ドラム部2の外面に外歯2aを形成すると共に、この転造による第2ドラム部2の端面側への材料の流れをフローストッパローラ40により抑制する工程とした。
請求項(抜粋):
一枚の円形板材から内歯が形成された第1ドラム部と外歯が形成された第2ドラム部とボス部を一体に有する一体型ドラムを成形する一体型ドラム成形方法において、マンドレルの外周に内歯成形型とプレッシャプレートの外径と同径の第2ドラム部内面型と中間段差壁を形成し、プレッシャプレートの外周に第2ドラム部の軸方向突出部内面型を形成し、前記円形板材を、マンドレルとプレッシャプレートとの間に挟持し、マンドレルとプレッシャプレートとの軸心を一致させてボス部を挟圧固定する板材固定工程と、材料曲げローラを用い、回転している円形板材をマンドレル側へ曲げ、第1ドラム部となる部分と第2ドラム部となる部分を予備的に成形するドラム部予備成形工程と、押圧ローラを用い、予備成形された第2ドラム部となる部分を径方向に押圧することで隙間を押し潰し、中間段差壁の内径側壁面と第2ドラム部内面型及び軸方向突出部内面型の形状に合わせて変形させることでボス部より外側に突出する軸方向突出部を有する外歯ベース面を成形する外歯ベース面成形工程と、前記外歯ベース面に対向配置された外歯ダイスと、外歯ダイスに隣接配置されたフローストッパローラと、プレッシャプレートを外歯ダイスの反対位置にて支持するバックアップローラを用い、外歯ダイスを回転させながら軸心に向かう径方向に移動させる転造による冷間塑性変形で第2ドラム部の外面に外歯を形成すると共に、この転造による第2ドラム部の端面側への材料の流れをフローストッパローラにより抑制する転造外歯成形工程と、前記マンドレルの回転軸対称位置に互いに向き合う配置の2つのフォーミングローラを用い、予備成形された第1ドラム部に2つのローラを押圧し、ローラ押圧を保ったまま第1ドラム部を軸方向に移動させるフローフォーミングによる冷間塑性変形で第1ドラム部の内面に内歯を形成するフローフォーミング内歯成形工程と、を備えていることを特徴とする内歯・外歯を有する一体型ドラム成形方法。
IPC (4件):
B21K 1/30 ,  B21D 22/16 ,  B21H 5/00 ,  B21D 53/28
FI (4件):
B21K 1/30 Z ,  B21D 22/16 A ,  B21H 5/00 A ,  B21D 53/28
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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