特許
J-GLOBAL ID:200903025396923341

π錯化合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-542313
公開番号(公開出願番号):特表2001-518953
出願日: 1998年03月25日
公開日(公表日): 2001年10月16日
要約:
【要約】式中、πIおよびπIIはπ系を表し、Dは供与体原子を表し、そしてAは受容体原子を表し、DとAは、供与体基が正(部分的)電荷を帯び、受容体基が負(部分的)電荷を帯びるように、可逆的配位結合によって結合されており、DとAの少なくとも1つは、各場合、会合されたπ系の一部であり、Mは、元素の周期表(メンデレーエフ)の第3,4,5もしくは6亜族の遷移金属を表し、Xは1陰イオン当量を表し、そしてnは、Mの電荷およびπIとπIIの電荷に応じて数0,1,2,3もしくは4を表す、式(Ia)(Ib)のπ錯化合物、特にメタロセン化合物は、新規であり、そしてオレフィン、i-オレフィン、アルキンおよび/またはジオレフィンの(共)重合のためか、または開環重付加のための触媒として使用することができる。
請求項(抜粋):
式 式中、 πIおよびπIIは、互いに異なる電荷を担持するか、または電気的に中性であり、そして不飽和もしくは飽和の5もしくは6員環と1重もしくは2重に縮合できるπ系を表し、 Dは、πIの置換基であるか、またはπIのπ系の一部であり、そしてそのそれぞれの結合状態において利用される少なくとも1個の自由電子対をもつ、供与体原子を表し、 Aは、πIIの置換基であるか、またはπIIのπ系の一部であり、そしてそのそれぞれの結合状態において電子対空位をもつ、受容体原子を表し、 この場合、DとAは、供与体基が正(部分的)電荷を帯び、そして受容体基が負(部分的)電荷を帯びるように、可逆的配位結合によって結合されており、そしてDとAの少なくとも1つは、各場合、会合されたπ系の一部であり、 DおよびAそれ自体が、置換基を含有してもよく、 各π系もしくは各縮合環系は、1個以上のDもしくはA本体、またはDおよびA本体を含有することができ、そして 非縮合または縮合型における、πIおよびπIIでは、π系の1個ないしすべてのH原子は、互いに独立して、ハロゲンによって一置換ないし全置換されてもよいか、フェニルによって一置換ないし三置換されてもよいか、またはビニルによって一置換ないし三置換されてもよい直鎖もしくは分枝C1-C20アルキル;C6-C12アリール、およびC原子6〜12個を含むハロゲノアリール;を含む群からの同じか異なる基によって置換されてもよく、そしてまた、該H原子は、DおよびAによって一置換もしくは二置換されてもよく、したがって、可逆的配位D→A結合が、(i)両方が、それぞれπ系の一部を構成しているDとAの間に形成されるか、または(ii)π系のDもしくはA部分と、各場合非縮合π系もしくは縮合環系の他の置換基とから形成されるか、または(iii)両DおよびAが、そのような置換基であるDとAの間に形成され、(iii)の場合には、少なくとも1個の付加的なDもしくはA本体か、または両方が、π系もしくは縮合環系の一部であり、 Mは、ランタニドおよびアクチニドを含む、元素の周期表(メンデレ-エフ)の亜族III,IV,VもしくはVIの遷移金属を表し、 Xは、1陰イオン当量を表し、そして nは、Mの電荷およびπIとπIIの電荷に応じて数0,1,2,3もしくは4を表す、のπ錯化合物、特にメタロセン化合物。
IPC (2件):
C08F 4/60 ,  C08F 10/00
FI (2件):
C08F 4/60 ,  C08F 10/00
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • メタロセン化合物
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-504742   出願人:バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
  • 高融点ポリオレフィン類の製造方法
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-504740   出願人:バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
  • 熱可塑性エラストマーの製造方法
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-504741   出願人:バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
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引用文献:
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