特許
J-GLOBAL ID:200903056175321382

熱可塑性エラストマーの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-504741
公開番号(公開出願番号):特表2000-514119
出願日: 1997年07月02日
公開日(公表日): 2000年10月24日
要約:
【要約】熱可塑性エラストマーは、式(I)または(XIII)のメタロセン化合物もしくはπ錯化合物が触媒として使用される、固相において、溶液において、スラリーとして、または気相において、C2-C8-α-オレフィン、C4-C15-ジオレフィンおよび他のモノマーからなる群からのモノマーを、(共)重合することによって製造できる。式中、CpIおよびCpIIは、シクロペンタジエニルを含有する構造をもつカルバニオンを表し、πIおよびπIIは、電荷をもつか、電気的に中性のπ系を表し、Dは供与体原子、そしてAは受容体原子を表していて、この場合、DおよびAは、供与体基が正(部分)電荷を帯び、そして受容体基が負(部分)電荷を帯びるように、可逆的配位結合によって結合されている、Mは、ランタニドおよびアクチノイドを含む、元素の周期表の第III,IV,VもしくはVI亜族の遷移金属を表し、Xは、1陰イオン当量を表し、そしてnは、Mの電荷に応じて、0,1,2,3もしくは4である。
請求項(抜粋):
助触媒によって活性化できる有機金属触媒の存在下、バルク(bulk)、溶液、スラリーまたはガス相において、C2-C8-α-オレフィン、C4-C15-ジオレフィン、一または二ハロゲン化C4-C15-ジオレフィン、ビニルエステル、(メタ)アクリル酸エステルおよびスチレンからなる群からのモノマーの(共)重合による熱可塑性エラストマーの製造方法であって、有機金属触媒として、式[式中、 CpIおよびCpIIは、シクロペンタジエニル含有構造をもつ2個の同じか異なるカルバニオンであって、1個ないしすべてのH原子は、直鎖または分枝C1-C20-アルキルからなる群からの同じか異なる基によって置換でき、それらの基は、ハロゲンによって一置換ないし完全置換、フェニルによって一置換ないし三置換、またはビニル、C6-C12-アリール、C原子6〜12個をもつハロゲノアリール、有機金属置換基、例えばシリル、トリメチルシリルもしくはフェロセニルによって一置換ないし三置換することができ、そして1個または2個は、DおよびAによって置換でき、 Dは、付加的に置換基を担持でき、その特定の結合状態において少なくども1個の自由電子対をもつ、供与体原子を表し、 Aは、付加的に置換基を担持でき、その特定の結合状態において電子対ギャップをもつ、受容体原子を表すが、 この場合、DとAは、供与体基が、正(部分)電荷を帯び、そして受容体基が、負(部分)電荷を帯びるように、可逆的配位結合によって結合されており、 Mは、ランタニドおよびアクチニドを含む、元素の周期表(メンデレーエフ)の亜族III,IV,VもしくはVIの遷移金属を表し、 Xは、1陰イオン当量を表し、そして nは、Mの電荷に応じて数0,1,2,3もしくは4を表す]のメタロセン化合物もしくはπ錯化合物、あるいは、式[式中、 πIおよびπIIは、1または2個の不飽和または飽和の5-または6員環と縮合できる異なる電荷をもつか、電気的に中性のπ系を表し、 Dは、πIの置換基か、またはπIのπ系の部分であり、その特定の結合状態において少なくとも1個の自由電子対をもつ、供与体原子を表し、 Aは、πIIの置換基か、またはπIIのπ系の部分であり、その特定の結合状態において電子対ギャップをもつ、受容体原子を表すが、 この場合、DとAは、供与体基が、正(部分)電荷を帯び、受容体基が、負(部分)電荷を帯びるように、可逆的配位結合によって結合されており、そしてDとAの少なくとも1つは、特定の随伴π系の部分であり、 DとAは、入れ代わって置換基を担持でき、 各π系および各縮合環系は、1個以上のDもしくはAまたはDおよびAを含有することができ、そして 非縮合または縮合型におけるπIおよびπIIにおいて、π系の1個ないしすべてのH原子は、互いに独立して、直鎖または分枝C1-C20-アルキルからなる群からの同じか異なる基によって置換でき、それらの基は、ハロゲンによって一置換ないし完全置換、フェニルによって一置換ないし三置換、そしてビニル、C6-C12-アリール、C原子6〜12個をもつハロゲノアリール、有機金属置換基、例えばシリル、トリメチルシリルもしくはフェロセニルによって一置換ないし三置換することができるか、あるいは1個または2個は、DおよびAによって置換でき、その結果、可逆的配位D→A結合が、(i)特定のπ系または縮合環系の両部分であるDとAの間に形成できるか、または(ii)DまたはAが、π系の部分であり、そして各場合、他方が、非縮合π系か縮合環系の置換基であるか、または(iii)両DおよびAが、そのような置換基であるDとAの間に形成できるが、(iii)の場合、少なくとも1個の付加的なDもしくはAもしくは両方が、π系または縮合環系の部分である、 MおよびXは、上記の意味をもち、そして nは、Mの電荷、そしてπIおよびπIIの電荷に応じて、数0,1,2,3もしくは4を表す]のπ錯化合物、特にメタロセン化合物を使用することを含む方法。
IPC (2件):
C08F 4/64 ,  C08F 10/00
FI (2件):
C08F 4/64 ,  C08F 10/00
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 工業用途用シクロオレフィン(共)重合体の製造方法
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-504739   出願人:バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
  • メタロセン化合物
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-504742   出願人:バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
  • 高融点ポリオレフィン類の製造方法
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-504740   出願人:バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
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引用文献:
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