特許
J-GLOBAL ID:200903027615541312

廃二次電池からの金属の回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 八田 幹雄 ,  野上 敦 ,  奈良 泰男 ,  齋藤 悦子 ,  宇谷 勝幸 ,  藤井 敏史
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-385079
公開番号(公開出願番号):特開2005-149889
出願日: 2003年11月14日
公開日(公表日): 2005年06月09日
要約:
【課題】 Liイオン二次電池、Ni-H二次電池、NiCd二次電池が混じった状態から貴重な金属を回収する方法を提供する。【解決手段】 廃電池から金属及び金属酸化物を含む灰を生成させて、金属を回収する方法で、a)硫酸水溶液で灰を溶解b)アルカリを添加しCdイオン及び希土類金属イオンを沈殿c)固液分離d)溶液を有機剤で抽出し、Ni、Coイオンを含む水層ならびにCd、Fe、Znイオンを多く含む有機層を形成;e)水層を有機剤で抽出し、Coイオンを多く含む有機層及びNiイオンを多く含む水層を形成;f)Coイオンを多く含む有機層を硫酸水溶液で逆抽出し、Coイオンを多く含む水層を得;g)Niイオンを多く含む水層を使用して電解を行い、Ni金属を還元により生成;h)Coイオンを多く含む水層を使用して電解を行い、Co金属を還元により生成;i)残った溶液に炭酸塩を添加して、炭酸リチウムの沈殿物を形成する。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
リチウムイオン二次電池、Ni-H二次電池及びNi-Cd二次電池を含む廃二次電池を焼き付け及び篩い分けにより金属及び金属酸化物を含む灰を生成させて、リチウムイオン二次電池、Ni-H二次電池及びNi-Cd二次電池を含む廃二次電池から金属を回収する方法であり、該方法は、下記工程: a)2N〜6Nの硫酸水溶液で灰を溶解する; b)工程a)で得られた溶液にアルカリを添加して、該溶液に含まれるカドミウム(Cd)イオン及び希土類金属イオンを沈殿させる; c)工程b)で得られた混合物を固液分離する; d)工程c)で分離された溶液を第一の有機抽出剤で抽出して、ニッケル(Ni)イオン及びコバルト(Co)イオンを含む水層ならびにCdイオン、鉄(Fe)イオン及び亜鉛(Zn)イオンを多く含む有機層を形成し; e)工程d)で得られた水層を第二の有機抽出剤で抽出して、Coイオンを多く含む有機層及びNiイオンを多く含む水層を形成し; f)工程e)で得られたCoイオンを多く含む有機層を硫酸水溶液で逆抽出して(counter extract)、Coイオンを多く含む水層を得; g)電解溶液として工程e)で形成したNiイオンを多く含む水層を使用し、および1.5〜4.0Vの電圧を用いて電解を行なうことにより、電解の陰極上にNi金属を還元により生成させる; h)電解溶液として工程f)で形成したCoイオンを多く含む水層を使用し、および1.5〜4.0Vの電圧を用いて電解を行なうことにより、電解の陰極上にCo金属を還元により生成させる;および i)工程g)での電解後の残った溶液に水溶性の炭酸塩を添加して、炭酸リチウムの沈殿物を形成する を有することを特徴とする廃二次電池から金属を回収する方法。
IPC (9件):
H01M10/54 ,  C22B3/20 ,  C22B3/42 ,  C22B7/00 ,  C22B17/00 ,  C22B19/30 ,  C22B23/00 ,  C22B59/00 ,  C25C1/08
FI (9件):
H01M10/54 ,  C22B7/00 C ,  C22B19/30 ,  C22B59/00 ,  C25C1/08 ,  C22B3/00 H ,  C22B3/00 M ,  C22B17/04 ,  C22B23/04
Fターム (23件):
4K001AA06 ,  4K001AA07 ,  4K001AA19 ,  4K001AA30 ,  4K001AA39 ,  4K001BA22 ,  4K001DB03 ,  4K001DB23 ,  4K001DB26 ,  4K001DB34 ,  4K001DB36 ,  4K058AA21 ,  4K058BA17 ,  4K058BB04 ,  4K058CA04 ,  4K058FC01 ,  4K058FC13 ,  4K058FC14 ,  4K058FC27 ,  5H031AA00 ,  5H031AA02 ,  5H031EE01 ,  5H031RR02
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 米国特許第6,514,311号明細書
審査官引用 (13件)
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