特許
J-GLOBAL ID:200903031308684685
ベクトルネットワークアナライザ及びこれを用いた測定方法並びにプログラム
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
成瀬 重雄
, 大木 健一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-353997
公開番号(公開出願番号):特開2008-164418
出願日: 2006年12月28日
公開日(公表日): 2008年07月17日
要約:
【課題】 ベクトルネットワークアナライザ(VNA)の測定精度及び測定ダイナミックを大幅に向上させる。【解決手段】 被測定デバイスDUTのSパラメータを測定するVNAに7ポート接合を使用する。電源VSからの波をポートP1に入れ、DUTからの波をポートP2に入れ、測定ポートP3〜P7の検波出力に基づきDUTのSパラメータを算出する。位相の測定に際して、低雑音増幅器LNA/減衰器ATTを含む振幅比調整手段10によりポートP1の波とP2の波の振幅をほぼ同じように調整することで、測定誤差を小さくできるとともに、ダイナミックレンジを拡大できる。7ポート接合は、ポートP1の電力を測定するためのポートP3と、ポートP2の電力を測定するポートP4とを備えるので、振幅比の測定は容易である。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
マイクロ波帯、ミリ波帯、サブミリ波帯や赤外線、可視光線、紫外線などの高周波信号を発生する電源と、前記電源の出力を少なくとも2つに分配する電力分配器と、前記電力分配器で分配された波をそれぞれ受ける2つの入力ポートP1とP2及び5個の電力計測用の出力ポートP3乃至P7を含む7ポート接合と、前記7ポート接合の前記出力ポートP3乃至P7から出る波をそれぞれ検波する検波器と、前記電力分配器と前記7ポート接合の前記入力ポートP2の間に設けられた切換機構と、前記切換機構から受けた波の位相を変化させて前記7ポート接合の前記入力ポートP2へ入れる移相器と、前記7ポート接合の前記入力ポートP1に入る波と前記入力ポートP2に入る波の振幅比を調整する振幅比調整手段とを備え、
前記切換機構は、被測定デバイスの一方のポートに前記電力分配器で分配された波を入れるとともに当該ポートから出る波を前記移相器へ入れる第1接続、前記被測定デバイスの前記一方のポートに前記電力分配器で分配された波を入れるとともに他方のポートから出る波を前記移相器へ入れる第2接続、前記被測定デバイスの前記他方のポートに前記電力分配器で分配された波を入れるとともに前記一方のポートから出る波を前記移相器へ入れる第3接続、及び、前記被測定デバイスの前記他方のポートに前記電力分配器で分配された波を入れるとともに当該ポートから出る波を前記移相器へ入れる第4接続、のいずれかを選択するものであることを特徴とするベクトルネットワークアナライザ。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (14件):
2G028AA01
, 2G028CG15
, 2G028CG18
, 2G028DH15
, 2G028DH17
, 2G028FK07
, 2G028GL02
, 2G028GL03
, 2G028MS02
, 2G030AA01
, 2G030AB03
, 2G030AF01
, 2G030AG06
, 2G030AG07
引用特許:
出願人引用 (5件)
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米国特許第4104583号 6ポート型リフレクトメータ(Six-Port Reflectometer)が開示されている。これは、校正により得られるシステム固有のハードウェア情報(校正パラメータ)と、複数の電力測定値(スカラー量)から、2つの波の振幅比と位相差(ベクトル量)を導出するものである。この装置及びこれを用いた測定方法によれば、従来方式では周波数が高くなるに従って高精度な測定が困難となる位相差を、電磁波計測において基本測定量であり、かつ、計測精度が周波数に殆ど依存しない、電力値というスカラー量の計測を基に求めることができる。特許文献1記載の技術によれば、従来の高精度なハードウェアの要請から開放され、4つの電力測定と、ハードウェアの不完全さを校正と呼ばれるソフトウェア(システムパラメータ)で補正することが特徴である。
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7ポート型コリレータとその校正方法および7ポート型コリレータを用いたベクトル・ネットワーク・アナライザ装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-010352
出願人:矢加部利幸, 中央電子株式会社
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移相器を用いた直接校正によるコリレータ
公報種別:公開公報
出願番号:特願2004-029482
出願人:矢加部利幸, 李可人, 中央電子株式会社
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審査官引用 (3件)
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