特許
J-GLOBAL ID:200903031825273431

車両用除加湿装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 矢作 和行 ,  野々部 泰平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-127662
公開番号(公開出願番号):特開2009-274587
出願日: 2008年05月14日
公開日(公表日): 2009年11月26日
要約:
【課題】車室内の乗員Drに温風を提供することのできる車両用除加湿装置を提供する。【解決手段】ペルチェ素子30の放熱側となる両吸着素子31A、31Bのいずれか一方を、放熱部として保持するとともに、その放熱側とした吸着素子31Bで加熱された温風が加湿風吹出口8に分配される流路切替位置で流路切替ドア6を保持して、加湿風吹出口8からの温風を車室内の乗員Dr周りに吹き出すヒータモードを備えている。 これによれば、ペルチェ素子30の放熱側の熱を利用して、例えば車両を冷間始動した後の暖機状態において、水冷式エンジンの冷却水水温が上がってヒータコアから温風を出せるようになるまでの間にも、車室内の乗員Drに温風を提供することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
空気を取り込んで除湿された空気と加湿された空気とにして吹き出す車両用除加湿装置であり、 空気流通路としてのケーシング(1)には、送風手段(2)、吸着材モジュール(3)および流路切替部(4)が空気の流れ方向に沿って順に配設され、前記ケーシング(1)の最下流部には、加湿風を吹き出す加湿風吹出口(8)と、除湿風を吹き出す除湿風吹出口(9)とが設けられ、 前記吸着材モジュール(3)は、吸熱部および放熱部としてそれぞれ機能する一対の板面(30a、30b)を備えたペルチェ素子(30)と、通気可能なフィン(33)の表面に吸着材を把持させて前記板面(30a、30b)のそれぞれに配置された第1の吸着素子(31A)および第2の吸着素子(31B)とを備え、前記送風手段(2)によって送気される空気が前記各吸着素子(31A、31B)を通過可能に前記ケーシング(1)内に配置され、 前記流路切替部(4)は、前記加湿風吹出口(8)および前記除湿風吹出口(9)に対し、前記第1の吸着素子(31A)を通過した空気と前記第2の吸着素子(31B)を通過した空気とを別々に分配可能で、かつ分配先を流路切替ドア(6)によって切り替え可能に構成され、 前記ペルチェ素子(30)に流れる電流を逆転させて前記ペルチェ素子(30)の吸熱部と放熱部とを入れ替えるとともに、前記流路切替部(4)は前記電流の逆転に応じて前記流路切替ドア(6)によって各空気の分配先を切り替えるように構成されている車両用除加湿装置において、 前記両吸着素子(31A、31B)のいずれか一方を、前記ペルチェ素子(30)の放熱側として保持するとともに、その放熱側とした前記吸着素子(31B)で加熱された温風が前記加湿風吹出口(8)に分配される流路切替位置で前記流路切替ドア(6)を保持して、前記加湿風吹出口(8)からの温風を車室内の乗員(Dr)周りに吹き出すヒータモードを備えていることを特徴とする車両用除加湿装置。
IPC (4件):
B60H 3/00 ,  B60H 3/02 ,  F24F 1/00 ,  B01D 53/26
FI (6件):
B60H3/00 A ,  B60H3/02 A ,  F24F1/00 351 ,  F24F1/00 451 ,  B01D53/26 101D ,  B01D53/26 A
Fターム (14件):
3L050BC05 ,  3L211BA02 ,  3L211BA04 ,  3L211DA62 ,  3L211DA72 ,  3L211GA72 ,  4D052AA08 ,  4D052BA06 ,  4D052BB02 ,  4D052CE00 ,  4D052DA06 ,  4D052GA01 ,  4D052GB08 ,  4D052HA03
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (12件)
  • 吸着材モジュール
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2006-283340   出願人:三菱化学株式会社
  • 空調システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2005-157719   出願人:ダイキン工業株式会社
  • 空気調和装置及びその制御方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-138605   出願人:三洋電機株式会社, 三洋電機空調株式会社
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