特許
J-GLOBAL ID:200903033153219665

車両用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-123744
公開番号(公開出願番号):特開平8-310227
出願日: 1995年05月23日
公開日(公表日): 1996年11月26日
要約:
【要約】【目的】 エンジン水温を急速に立ち上がらせて、温水熱源による暖房フィーリングを改善する。【構成】 車両用エンジン12の水温立ち上がり時に、制御手段によりヒートポンプサイクルを冷房サイクルに設定して運転することにより、水-冷媒熱交換器27において圧縮機18の吐出冷媒ガスによりエンジン冷却水を加熱するとともに、ヒータユニット22の送風ファン24の作動を停止しておく。これにより、圧縮機吐出冷媒ガスによるエンジン冷却水の加熱と、圧縮機駆動によるエンジン負荷の増加(エンジン廃熱量の増加)とにより、エンジン水温の初期の立ち上がりを著しく改善でき、短時間でエンジン水温を急速に上昇させることができる。そして、エンジン水温が所定温度以上に上昇した後にヒータユニット22の送風ファン24を作動させることにより、最初から温度の高い温風を吹き出して暖房を行うことができ、暖房フィーリングが良好となる。
請求項(抜粋):
車両エンジンの冷却水が循環する温水回路に設けられ、エンジン冷却水と送風空気との間で熱交換をして、送風空気を加熱するヒータコア、およびこのヒータコアに送風する送風ファンを有する車室内暖房用のヒータユニットと、前記車両エンジンにより駆動される圧縮機、この圧縮機の吸入、吐出冷媒の流れ方向を切り替える切替弁、室外側熱交換器、減圧手段、および室内側熱交換器を有するヒートポンプサイクルと、前記切替弁により前記ヒートポンプサイクルが冷房サイクルに設定されたとき、前記圧縮機の吐出冷媒ガスと、前記温水回路のエンジン冷却水との間で熱交換をする水-冷媒熱交換器と、前記ヒータユニットの送風ファン、前記圧縮機および前記切替弁の作動を制御する制御手段とを備え、暖房モード時に、前記エンジン冷却水の温度が設定温度より低いときには、前記制御手段により前記ヒートポンプサイクルを冷房サイクルに設定して運転することにより、前記水-冷媒熱交換器において前記圧縮機の吐出冷媒ガスにより前記エンジン冷却水を加熱するとともに、前記ヒータユニットの送風ファンの作動を停止し、前記エンジン冷却水の温度が設定温度以上に上昇した後に前記ヒータユニットの送風ファンを作動させることを特徴とする車両用空調装置。
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • 車両用空気調和装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-257226   出願人:サンデン株式会社, 本田技研工業株式会社
  • 車両用空調装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-342027   出願人:日本電装株式会社
  • 空気調和装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-327356   出願人:株式会社ゼクセル
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