特許
J-GLOBAL ID:200903035938765484

ノイズ削減装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-310324
公開番号(公開出願番号):特開平10-149198
出願日: 1996年11月21日
公開日(公表日): 1998年06月02日
要約:
【要約】【課題】 音声符号化・復号化装置や音声入出力装置を構成する、入力音声からノイズ成分を除去するノイズ削減装置において、ノイズスペクトル推定が可能で、異音感を低減し、音質の劣化を抑えることを目的とする。【解決手段】 ノイズ推定部24は、ノイズスペクトルを推定してそれをノイズスペクトル格納部25に格納し、ノイズ削減/スペクトル補償部18は、ノイズスペクトルを入力スペクトルから減じて且つ減じすぎた周波数のスペクトルを補償し、スペクトル安定化部19は、補償後のスペクトルを安定化処理し且つ複素スペクトルの位相を調整するように構成することにより、音声区間内でも音声区間外でもノイズスペクトル推定を行うことが可能で、音質の劣化を抑えることのできる優れたノイズ削減装置が得られる。
請求項(抜粋):
入力音声信号をディジタル信号に変換するA/D変換部と、削減量を決定する係数を調節するノイズ削減係数調節部と、前記A/D変換部により得られる一定時間長のディジタル信号に対して線形予測分析を行うLPC分析部と、前記A/D変換部により得られる一定時間長のディジタル信号に対して離散フーリエ変換を行い入力スペクトルと複素スペクトルを得るフーリエ変換部と、推定されたノイズのスペクトルを格納するノイズスペクトル格納部と、前記フーリエ変換部により得られる入力スペクトルと前記ノイズスペクトル格納部に格納されているノイズスペクトルとを比較することによってノイズのスペクトルを推定し、得られたノイズスペクトルを前記ノイズスペクトル格納部に格納するノイズ推定部と、前記ノイズ削減係数調節部により得られる係数に基づいて前記ノイズスペクトル格納部に格納されているノイズスペクトルを前記フーリエ変換部により得られる入力スペクトルから減じ、更に、得られるスペクトルを調べ、減じすぎた周波数のスペクトルを補償するノイズ削減/スペクトル補償部と、前記ノイズ削減/スペクトル補償部により得られたスペクトルを安定化処理するとともに、前記フーリエ変換部により得られた複素スペクトルの位相のうち前記ノイズ削減/スペクトル補償部において補償された周波数の位相を調整するスペクトル安定化部と、前記スペクトル安定化部において安定化処理されたスペクトルと調整された位相スペクトルとに基づいて逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部により得られた信号に対してスペクトル強調を行うスペクトル強調部と、前記スペクトル強調部により得られた信号を前のフレームの信号と整合させる波形整合部とを備えることを特徴としたノイズ削減装置。
引用特許:
出願人引用 (10件)
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審査官引用 (10件)
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