特許
J-GLOBAL ID:200903037634244561

新規なアミジン誘導体、その製造方法、その医薬としての使用及びこれを含有する医薬組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八木田 茂 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-574099
公開番号(公開出願番号):特表2002-526493
出願日: 1999年09月22日
公開日(公表日): 2002年08月20日
要約:
【要約】 本発明は、新規なアミジン誘導体、特に、下記の化合物:2-ヒドロキシ-5-メトキシ-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド;2,5-ジヒドロキシ-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド;及びその医薬としての使用及びこれらを含有する医薬組成物に関する。
請求項(抜粋):
一般式(1 ́)[式中、Aはの基(この基において、R1、R2及びR3は、独立して、ハロゲン、OH又はSR6基又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル、アルケニル又はアルコキシ基、又はNR7R8基を表し、R4は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキルを表し、R5は水素原子、OH又はSR6基又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル又はアルコキシ基を表し、R6は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基を表し、R7とR8は、独立して、水素原子、OH基、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基又は-C0-R9基を表し、R9は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基を表す)を表すか、又は、の基(この基において、R1、R2及びR3は、独立して、水素原子、OH又はSR6基、ハロゲン又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル、アルケニル又はアルコキシ基、又はNR7R8基を表し、R4は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキルを表し、R6は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基を表し、R7とR8は、独立して、水素原子、OH基、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状基アルキル又は-C0-R9基を表し、R9は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基を表す)を表すか、又は、の基(この基において、R1、R2及びR3は、独立して、水素原子、ハロゲン、OH又はSR6基、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル、アルケニル又はアルコキシ基、又はNR7R8基を表し、R4とR5は、独立して、水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基を表すか、又は、R4とR5は、窒素原子と共に、4〜7個の構成員と、既に存在する窒素原子を含めて1〜3個のヘテロ原子とを有する、場合により置換された複素環を形成しており、上記追加のへテロ原子は、独立して、O、N及びS原子によって構成される群から選ばれたものであり、また、R4がアルキルスルホニル、アルキルスルホキシド又はアルキルカルボニル基を表し、R5がHを表し、R6は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基を表し、R7とR8は、独立して、水素原子、OH基、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基又は-C0-R9基を表し、R9は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキルを表す)を表すか、又は、の基(この基において、Tは-(CH2)k-基を表し、kは1又は2を表し、R5は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基を表す)を表すか又は、の基(この基において、R7とR8は、独立して、水素原子又はOH基を表す)を表すか又は、の基(この基において、R9は水素原子、OH基又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル又はアルコキシ基を表す)を表すか、又は、の基(この基において、Tは-(CH2)k-基を表し、kは1又は2を表し、R17は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基、又は、アリールアルキル、ジアリールアルキル、ビス-アリールアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル又はジアルキルアミノアルキル基を表すか、又は、R17は、更に、複素基が飽和されているか又は飽和されていない、3〜7個の構成員を有するそして少なくとも1個の窒素原子を含有する(複素環)アルキル基を表す;上記の窒素原子は、場合により水素原子又はアルキル基で置換されている)を表すか、又はの基(この基において、R10とR11は、独立して、水素原子又はOH基を表す)を表すか、又は、最後に、下記の基:の一つを表す; Bは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基、O、S、Nから選ばれた1〜4個のヘテロ原子を含有する、5又は6員の炭素環又は複素環アリール、特に、チオフェン、フラン、ピロール又はチアゾール基を表す;上記アリール基は場合により、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル、アルケニル又はアルコキシ基から選ばれた1個又はそれ以上の基により置換されている;また、Bは、NR13R14基を表し、この基中のR13とR14は、独立して、水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基を表すか、又は、R13とR14は、窒素原子と共に、5〜6員の非芳香族複素環を形成している;鎖の要素は-CH2-、-NH-、-O-又は-S-からなる群から選ばれる; Xは、結合手、又は、-(CH2)m-、-(CH2)m-CO-、-O-(CH2)m-、-S-(CH2)m-、-NR15-(CH2)m-、-CO-NR15-、-O-(CH2)m-CO-、-S-(CH2)m-CO-、-NR15-(CH2)m-CO-、-(CH2)m-C(OH)(CH3)-CO-、-CH=CH-又は-CH=N-基を表す; Yは、結合手又は-(CH2)n-又は-(CH2)r-Q-(CH2)s-基を表す; Qはピペラジン、ホモピペラジン、2-メチルピペラジン、2,5-ジメチルピペラジン、ピペリジン、1,2,3,6-テトラヒドロピペリジン、ピロリジン、アゼチジン又はチアゾリジン基又は3〜7員の飽和炭素環を表す; Φは結合手、又は、-(CH2)p-O-(CH2)q-、-(CH2)p-S-(CH2)q-、-(CH2)p-NR16(CH2)q-、-(CH2)p-C0-NR16-(CH2)q-又は-C0-(CH2)p-NR16-(CH2)q-基を表す; R12は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル又はアルコキシ基を表す; R15とR16は、独立して、水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル基を表すか、又は、-C0-R18基(基中のR18は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状アルキル又はアルコキシ基を表す)を表す; m、n、p及びqは0〜6の整数を表す; 但し、-Aがの基を表す場合には、Yはピペリジン基を表し、-Aがの基を表す場合には、Yは-(CH2)r-Q-(CH2)s-基(Qは3〜7員の飽和炭素環を表す)を表し;-Aがの基(R1、R2、R3及びR5基の少なくとも2個はHを表す)を表す場合には、Xは-CH=CH-又は-CH=N-基を表し、X-Y-Φ-基は-CH=CH-C0-ω-基(ωは任意の基を表す)を表さないものとする]の化合物からなるか、又は、下記の化合物: 2-ヒドロキシ-5-メトキシ-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド; 2,5-ジヒドロキシ-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド; 2-ヒドロキシ-3-イソプロピル-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド; 2,6-ジヒドロキシ-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド; 2-ヒドロキシ-4,6-ジメトキシ-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド; 2-ヒドロキシ-3,5-ジ-tert-ブチル-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド; 2-ヒドロキシ-3,5-ジイソプロピル-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド; 2-ヒドロキシ-4-メトキシ-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド; 2-ヒドロキシ-3-イソプロピル-5-メトキシ-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-ベンズアミド; N-(2-ヒドロキシ-3-tert-ブチル-5-メトキシ)-4-{[2-チエニル(イミノ)メチル]アミノ}ベンゼン-ブタンアミド; 3,4-ジヒドロ-6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチル-N-{2-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]エチル}-2H-1-ベンゾピラン-2-カルボキシアミド; 3,4-ジヒドロ-6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチル-N-{1-[4-[(2-チエニル(イミノ)メチル)アミノ]フェニル]メチル}-2H-1-ベンゾピラン-2-カルボキシアミド; N-(4-ヒドロキシフェニル)-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; N-(2-ヒドロキシフェニル)-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; N-(3-ヒドロキシフェニル)-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; N-(3-ヒドロキシ-4-メトキシフェニル)-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; N-(3-ヒドロキシ-4-メチルフェニル)-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; N-(4-メトキシフェニル)-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; N-(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; N-(3,5-ジクロロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; N-(2,6-ビス-(1,1-ジメチルエチル)-ヒドロキシフェニル)-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; N-{4-[4-[(3,4-ジヒドロ-6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチル-2H-1-ベンゾピラン-2-イル)メチル]-1-ピペラジニル]フェニル}-2-チオフェンカルボキシイミドアミド; 1-(2-ヒドロキシ-4,6-ジメトキシベンゾイル)-3-{4-[(イミノ(2-チエニル)メチル)アミノ]フェノキシ}-アゼチジン: N-(2-ヒドロキシ-5-メトキシ)-4-{[2-チエニル(イミノ)メチル]アミノ}ベンゼン-ブタンアミド; N-(2-ヒドロキシ-5-メトキシ)-4-{[2-チエニル(イミノ)メチル]アミノ}ベンゼン-プロパンアミド; N-(4-{[アミノ(2-チエニル)メチリデン]アミノ}フェネチル-2-ヒドロキシ-5-メトキシ-3-メチルベンズアミド; (E)-N-(4-{[アミノ(2-チエニル)メチリデン]アミノ}フェネチル-3-(2-ヒドロキシフェニル)-2-プロペンアミド; (E)-N-(4-{[アミノ(2-チエニル)メチリデン]アミノ}フェネチル-3-(4-ヒドロキシフェニル)-2-プロペンアミド; (E)-N-(4-{[アミノ(2-チエニル)メチリデン]アミノ}フェネチル-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-2-プロペンアミド; (E)-N-(4-{[アミノ(2-チエニル)メチリデン]アミノ}フェネチル-3-(4-ヒドロキシ-3,5-ジメトキシフェニル)-2-プロペンアミド; 3-[3-{[アミノ(2-チエニル)メチリデン]アミノ}-ベンジルアミノ]-N-[3,5-ジ(tert-ブチル)-4-ヒドロキシフェニル]プロパンアミド; N ́-(4-{2-[(2-ヒドロキシ-4,6-ジメトキシベンジル)アミノ]エチル}フェニル)-2-チエフェンカルボキシイミドアミド; N ́-[(4-(2-{[(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチル-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-2-イル)メチル]アミノ}エチル)フェニル)-2-チエフェンカルボキシイミドアミド;からなる、一般式(I)の化合物又は一般式(I)の化合物の塩。
IPC (33件):
C07D333/20 ,  A61K 31/381 ,  A61K 31/4045 ,  A61K 31/427 ,  A61K 31/4436 ,  A61K 31/4709 ,  A61K 31/506 ,  A61K 31/52 ,  A61K 31/5377 ,  A61P 1/04 ,  A61P 3/10 ,  A61P 9/10 ,  A61P 9/10 101 ,  A61P 9/12 ,  A61P 11/00 ,  A61P 11/06 ,  A61P 17/06 ,  A61P 19/02 ,  A61P 21/00 ,  A61P 25/00 ,  A61P 25/14 ,  A61P 25/28 ,  A61P 25/30 ,  A61P 27/16 ,  A61P 29/00 ,  A61P 29/00 101 ,  A61P 31/12 ,  A61P 31/18 ,  A61P 35/00 ,  A61P 37/06 ,  C07D409/12 ,  C07D409/14 ,  C07D417/12
FI (33件):
C07D333/20 ,  A61K 31/381 ,  A61K 31/4045 ,  A61K 31/427 ,  A61K 31/4436 ,  A61K 31/4709 ,  A61K 31/506 ,  A61K 31/52 ,  A61K 31/5377 ,  A61P 1/04 ,  A61P 3/10 ,  A61P 9/10 ,  A61P 9/10 101 ,  A61P 9/12 ,  A61P 11/00 ,  A61P 11/06 ,  A61P 17/06 ,  A61P 19/02 ,  A61P 21/00 ,  A61P 25/00 ,  A61P 25/14 ,  A61P 25/28 ,  A61P 25/30 ,  A61P 27/16 ,  A61P 29/00 ,  A61P 29/00 101 ,  A61P 31/12 ,  A61P 31/18 ,  A61P 35/00 ,  A61P 37/06 ,  C07D409/12 ,  C07D409/14 ,  C07D417/12
Fターム (38件):
4C023CA02 ,  4C063AA01 ,  4C063AA03 ,  4C063BB05 ,  4C063CC92 ,  4C063DD02 ,  4C063DD06 ,  4C063DD12 ,  4C063DD14 ,  4C063DD31 ,  4C063DD62 ,  4C063EE01 ,  4C086AA01 ,  4C086AA03 ,  4C086BB02 ,  4C086BC02 ,  4C086BC13 ,  4C086BC17 ,  4C086BC28 ,  4C086BC50 ,  4C086CB07 ,  4C086MA01 ,  4C086MA04 ,  4C086MA10 ,  4C086NA14 ,  4C086ZA02 ,  4C086ZA15 ,  4C086ZA16 ,  4C086ZA33 ,  4C086ZA36 ,  4C086ZA42 ,  4C086ZA59 ,  4C086ZA89 ,  4C086ZA96 ,  4C086ZB08 ,  4C086ZB33 ,  4C086ZB37 ,  4C086ZC35
引用特許:
審査官引用 (9件)
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引用文献:
審査官引用 (2件)
  • Doklady Bolgarskoi Akademii Nauk, 40(12), pp.41-44 (1987)
  • 南アフリカ共和国特許出願公開第98/2203号明細書, 19980616

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