特許
J-GLOBAL ID:200903039655675220

組織観察用薄切片試料作製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-254373
公開番号(公開出願番号):特開平10-104136
出願日: 1996年09月26日
公開日(公表日): 1998年04月24日
要約:
【要約】【課題】 薄切の際に、薄切片に生じる皺、縮み、破れなどの不具合の発生を抑え、高度な技術を持った熟練者でなくても、容易に安定した品質の薄切片の切り出しを行うことができ、薄切片試料の作製効率の向上を図ることができる組織観察用薄切片試料作製方法を提供する。【解決手段】 固形試料12をBの方向へ送り、その後、薄切補助部材15を、次に薄切片となる固形試料面16に密着固定させる。次に、切断刃11をAの方向へ送ることにより、固形試料12を薄切し、薄切補助部材15に密着固定した薄切片を取り出す。次に、薄切補助部材15は表面基材と粘着剤で構成され、薄切片をスライドガラス側にした状態でスライドガラス上に乗せる。
請求項(抜粋):
パラフィンもしくは他のコンパウンドにて包埋された固形試料または切断刃を固形試料の薄切厚さに対応する量だけ移動させる送り工程と、前記切断刃によって前記固形試料を薄切する薄切工程と、前記薄切片を顕微鏡観察用のスライドガラスに乗せる工程と、前記パラフィンもしくはコンパウンドを溶融させる脱パラフィン工程と、染色、封入を行う染色・封入工程とを施す組織観察用の薄切片試料を作製する方法において、(a)前記薄切工程前に、次に薄切片となる固形試料面に脱パラフィン工程の際に用いる溶剤に溶融する材質の薄切補助部材を密着固定させる密着固定工程と、(b)この状態で薄切工程を行い、前記薄切補助部材に密着固定した薄切片を作製する工程と、(c)前記薄切片を前記顕微鏡観察用のスライドガラスに乗せた後、脱パラフィン工程と、染色・封入工程を施すことを特徴とする組織観察用薄切片試料作製方法。
IPC (4件):
G01N 1/28 ,  G01N 1/06 ,  G01N 1/30 ,  G02B 21/34
FI (5件):
G01N 1/28 J ,  G01N 1/06 A ,  G01N 1/30 ,  G02B 21/34 ,  G01N 1/28 F
引用特許:
出願人引用 (4件)
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