特許
J-GLOBAL ID:200903042851965408

流動層ガス化燃焼炉

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邉 勇 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-171734
公開番号(公開出願番号):特開平10-002543
出願日: 1996年06月11日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 ガス化炉および燃焼炉が一体であることから、石炭などのチャー発生量の大きな燃料であっても、チャーの移送量を容易に制御でき、さらにチャーの燃焼熱をガス化用熱源として利用できる流動層ガス化燃焼炉を提供する。【解決手段】 第1仕切壁でガス化炉3と燃焼炉4に分割するとともに、第1仕切壁2は下部と、上部で連絡する開口を有し、ガス化炉3においては、異なる流動化速度を与えるような散気装置32,33を炉床部分に設け、第1仕切壁2を介した燃焼炉4においては、さらに第2仕切壁5を設けて流動層部分を主燃焼室6と、熱回収室7とに分割し、第2仕切壁5は下部の連絡口40で主燃焼室6と熱回収室7を相互に連絡するとともに、主燃焼室6においては、異なる流動化速度を与えるような散気装置34,35を炉床部分に設け、熱回収室7においては、小さな流動化速度を与えるような散気装置36を炉床部分に設けた。
請求項(抜粋):
流動層炉であって、第1仕切壁でガス化炉と燃焼炉に分割するとともに、該第1仕切壁は下部と、上部すなわち流動層表面近傍で相互に連絡するように開口を有し、前記ガス化炉においては、流動層内に異なる流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設け、前記第1仕切壁に近い区域の流動層は実質的に大きな流動化速度を与えられた強流動化域として流動媒体の上昇流を生じさせ、前記第1仕切壁と離れた区域は実質的に小さな流動化速度を与えられた弱流動化域として流動媒体の沈降流を生じさせ、該弱流動化域には可燃物を投入するように構成し、前記強流動化域における前記上昇流の一部は、流動層表面近傍で前記弱流動化域に向かう流れとなって、ガス化炉の流動層内に旋回流を形成するとともに、一部は反転流となって、前記第1仕切壁上部の連絡口から燃焼炉へ流入し、前記第1仕切壁を介した前記燃焼炉においては、さらに第2仕切壁を設けて流動層部分を主燃焼室と、熱回収室とに分割し、前記第2仕切壁は下部の連絡口で主燃焼室と熱回収室を相互に連絡するとともに、上端部は流動層表面近傍までとして、フリーボード部分においては、主燃焼室と熱回収室とを一体化させ、前記主燃焼室においては、流動層内に異なる流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設け、前記第1仕切壁に近い区域の流動層は実質的に小さな流動化速度を与えられた弱流動化域とし、また第2仕切壁に近い区域は実質的に大きな流動化速度を与えられた強流動化域とする結果、弱流動化域には流動媒体の沈降流を生じさせ、該沈降流の一部は、第1仕切壁の下部連絡口からガス化炉へ還流してガス化炉と主燃焼室との間に循環流を生じ、また強流動化域には流動媒体の上昇流を生じさせ、該上昇流の一部は第1仕切壁側の弱流動化域に向かう流れとなって、主燃焼室流動層内にも旋回流を生じるとともに、一部は反転流となって第2仕切壁を越えて熱回収室に入り、前記熱回収室においては、流動層内に実質的に小さな流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設けて弱流動化域を形成する結果、主燃焼室から第2仕切壁上部を越えて熱回収室に入った流動媒体が熱回収室で沈降し、該第2仕切壁の下部連絡口を通って主燃焼室に還流するような循環流を構成し、熱回収室流動層内には伝熱面を配置したことを特徴とする流動層ガス化燃焼炉。
IPC (8件):
F23L 7/00 ,  F22B 1/02 ,  F23C 11/02 310 ,  F23C 11/02 311 ,  F23G 5/027 ZAB ,  F23G 5/30 ZAB ,  F23G 5/30 ,  F23J 1/00
FI (8件):
F23L 7/00 A ,  F22B 1/02 B ,  F23C 11/02 310 ,  F23C 11/02 311 ,  F23G 5/027 ZAB B ,  F23G 5/30 ZAB B ,  F23G 5/30 ZAB E ,  F23J 1/00 B
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (8件)
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