特許
J-GLOBAL ID:200903043029609132

レーザ溶接を用いた異材の接合方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤巻 正憲
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-105156
公開番号(公開出願番号):特開2006-281279
出願日: 2005年03月31日
公開日(公表日): 2006年10月19日
要約:
【課題】 アルミニウム系被溶接材と鉄系被溶接材とを、ろう材及びフラックスを使用せずに、複合溶接することができ、容易かつ高強度に異材同士を接合することができる異材接合方法を提供する。【解決手段】 先行して重ね部3近傍の鋼板1の表面にCO2、YAG、半導体等のレーザ光を照射して重ね部3近傍の鋼板1の表面を第1熱源10により加熱すると、レーザ光による熱集中型の加熱によって、被覆層4のみが溶融して溶融部12が形成される。その直後、後行のレーザ光、MIG溶接、TIG溶接、プラズマ溶接等の第2熱源11を主にアルミニウム系板2に付与する。これにより、アルミニウム系板が部分的に溶融し、溶融部が形成され、先行レーザ加熱により鋼板の表面に形成された亜鉛系被覆層の溶融部との相乗効果により、亜鉛系被覆層が広い範囲で溶融し、結果として安定した品質の異材接合継手を容易に得ることができる。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム系被溶接材と、表面に亜鉛又は亜鉛合金からなる亜鉛系被覆層を有する鉄系被溶接材とを、前記アルミニウム系被溶接材の端部を前記鉄系被溶接材上に重ねて重ね継手を形成し、この重ね部を接合する異材接合方法において、レーザ光を前記重ね部の端部近傍の前記鉄系被溶接材の表面にアルミニウム系被溶接材側から照射して加熱する第1熱源と、前記重ね部の前記アルミニウム系被溶接材の表面を加熱する第2熱源とを、前記重ね部の端部に沿って前記第1熱源を前記第2熱源に先行させて移動させることにより、先行の第1熱源により前記重ね部の端部近傍の前記亜鉛系被覆層のみを溶融させた後、後行の第2熱源により前記重なり部の前記亜鉛系被覆層及び前記アルミニウム系被溶接材を溶融させることを特徴とする異材接合方法。
IPC (2件):
B23K 26/20 ,  B23K 26/32
FI (3件):
B23K26/20 310G ,  B23K26/20 310C ,  B23K26/32
Fターム (4件):
4E068BC01 ,  4E068BF00 ,  4E068DB05 ,  4E068DB15
引用特許:
出願人引用 (7件)
全件表示

前のページに戻る