特許
J-GLOBAL ID:200903047636377068

缶胴用アルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-073308
公開番号(公開出願番号):特開平11-256290
出願日: 1998年03月06日
公開日(公表日): 1999年09月21日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 DI缶胴用材料として、強度およびDI成形性に優れ、かつ深絞り耳率が安定して低いAl合金板の製造方法を提供する。【解決手段】 Mg、Mn、Fe、Siを含有するAl合金を鋳造後、均質化処理を施し、さらに熱間圧延にあたり、粗圧延開始時のスラブ厚み200mm以上、粗圧延開始温度450〜580°Cの範囲内、粗圧延から仕上圧延を通じての圧延速度40m/分以上、粗圧延開始時のスラブ厚みから板厚150mmに達するまでの粗圧延各パスの圧下量15mm以上とし、さらに粗圧延開始からの圧延率が25%以上でかつ150〜15mmの範囲内の板厚の段階までの温度を400°C以上に維持して、その後仕上圧延における最終パスまでの温度を250〜400°Cの範囲内に維持する。その後バッチ焼鈍もしくは連続焼鈍を施してから、60%以上の冷間圧延を行なう。
請求項(抜粋):
Mg0.5〜2.0%(重量%、以下同じ)、Mn0.5〜2.0%、Fe0.1〜0.7%、Si0.05〜0.5%を含有し、さらに必要に応じて0.005〜0.20%のTiを単独でもしくは0.0001〜0.05%のBと組合せて含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなるアルミニウム合金をスラブに鋳造した後、そのスラブに対し520〜630°Cの範囲内の温度で1時間以上の均質化処理を施し、さらにスラブを熱間粗圧延およびそれに続く熱間仕上圧延によって熱間圧延するにあたり、(1) 熱間粗圧延開始時のスラブ厚みを200mm以上とし、(2) 熱間粗圧延開始温度を450〜580°Cの範囲内とし、(3) 熱間粗圧延から熱間仕上圧延を通じての圧延速度を40m/分以上とし、(4) 熱間粗圧延開始時のスラブ厚みから板厚150mmに達するまでの熱間粗圧延各パスの1パス当り圧下量を15mm以上とし、(5) 熱間粗圧延中において、粗圧延開始からの圧延率が25%以上でかつ150〜15mmの範囲内の板厚の段階までの温度を400°C以上に維持して、その150〜15mmの範囲内の板厚の段階において板全体に対し体積率で5%以上の再結晶を少なくとも1回以上生じさせ、(6) 前記5%以上の再結晶体積率の段階から熱間仕上圧延における最終パスまでの温度を250〜400°Cの範囲内に維持し、(7) さらに熱間仕上圧延における上り温度を200〜320°Cの範囲内とし、(8) かつ熱間仕上圧延における上り板厚を1.0〜7.0mmの範囲内とし、以上の(1)〜(8)の条件によって得られた熱延板に対して、0.1°C/秒以下の平均昇温速度で加熱して250〜450°Cの範囲内の温度に0.5時間以上保持するバッチ焼鈍を行なった後、0.1°C/秒以下の平均冷却速度で冷却し、その後さらに60%以上の圧延率で冷間圧延を行なうことを特徴とする、缶胴用アルミニウム合金板の製造方法。
IPC (15件):
C22F 1/04 ,  B21B 3/00 ,  C22C 21/00 ,  C22C 21/06 ,  C22F 1/00 623 ,  C22F 1/00 630 ,  C22F 1/00 ,  C22F 1/00 673 ,  C22F 1/00 682 ,  C22F 1/00 683 ,  C22F 1/00 684 ,  C22F 1/00 685 ,  C22F 1/00 691 ,  C22F 1/00 692 ,  C22F 1/00 694
FI (18件):
C22F 1/04 C ,  B21B 3/00 J ,  C22C 21/00 L ,  C22C 21/06 ,  C22F 1/00 623 ,  C22F 1/00 630 A ,  C22F 1/00 630 K ,  C22F 1/00 673 ,  C22F 1/00 682 ,  C22F 1/00 683 ,  C22F 1/00 684 C ,  C22F 1/00 685 Z ,  C22F 1/00 691 A ,  C22F 1/00 691 B ,  C22F 1/00 691 C ,  C22F 1/00 692 A ,  C22F 1/00 694 A ,  C22F 1/00 694 B
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (8件)
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