特許
J-GLOBAL ID:200903054017879209

炭化水素油の接触分解方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡澤 英世 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-082371
公開番号(公開出願番号):特開平10-251664
出願日: 1997年03月14日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 構造が単純かつ、固体の移送用気体が不要であり、固体をスムーズに循環させるための圧力バランス維持が容易との利点を備え、低ランニングコストで高品位な炭化水素質油の接触分解方法を提供する。【解決手段】 (イ)上方から流動接触分解触媒(ct)が供給される垂直下降流型移動層反応器12と、(ロ)前記反応器12に下方に後続するストリッピング用不活性ガスの空塔速度が0.03〜0.7m/sに設定された濃厚流動層型ストリッピング装置13と、(ハ)前記ストリッピング装置13からの触媒(ct)が導入される濃厚流動層型再生装置14と、(ニ)前記再生装置14の上部に接続されて前記触媒(ct)を前記反応器12へと循環供給させるための中高速稀薄移動層からなる上昇流型再生装置15とを含み構成された循環流動層システム用いて炭化水素質油の接触分解を行う。
請求項(抜粋):
重質油などの炭化水素油とシリカアルミナ等で構成された流動接触分解触媒と下降流接触させる炭化水素油の接触分解方法であって、(イ)上方から前記流動接触分解触媒(ct)が供給される垂直下降流型移動層反応器(12)と、(ロ)前記垂直下降流型移動層反応器(12)に下方に後続するストリッピング用不活性ガスの空塔速度が0.03〜0.7m/sに設定された濃厚流動層型ストリッピング装置(13)と、(ハ)濃厚流動層型再生装置(14)であって前記ストリッピング装置(13)からの流動接触分解触媒(ct)が導入される導入口が装置高さの1/2より高い部分で、前記ストリッピング装置(13)からの前記導入口における圧力を(P)、当該濃厚流動層型再生装置(14)の塔頂圧を(PT )、当該濃厚流動層型再生装置(14)の塔頂圧を(PB )、としたときにP≦(PT +PB )/2となる位置に接続され且つ再生用空気の空塔速度が0.1〜1.5m/sに設定された濃厚流動層型再生装置(14)と、(ニ)前記濃厚流動層型再生装置(14)の上部に接続されて該濃厚層型再生装置内の流動接触分解触媒および再生用空気を全量受け入れて上端部を経て前記流動接触分解触媒(ct)を前記垂直下降流型移動層反応器(12)へと循環供給させるための再生用空気の空塔速度が2〜20m/sに設定された中高速稀薄移動層からなる上昇流型再生装置(15)、とを用いることを特徴とする炭化水素油の接触分解方法。
IPC (3件):
C10G 11/18 ,  B01J 29/06 ,  C10G 11/05
FI (3件):
C10G 11/18 ,  B01J 29/06 Z ,  C10G 11/05
引用特許:
出願人引用 (9件)
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