特許
J-GLOBAL ID:200903056241492924

配電線保護方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中井 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-212433
公開番号(公開出願番号):特開平9-046894
出願日: 1995年07月28日
公開日(公表日): 1997年02月14日
要約:
【要約】【課題】高速に事故区間検出及び融通送電することによって、特に地絡事故に対して、無停電で事故区間の切り離す配電線保護方式を提供する。【解決手段】配電線の各所に設置された電柱に遮断器と柱上子局とを設け、配電線の系統構成情報の内、遮断器毎に柱上子局のアドレス、遮断器の開閉状態及び遮断器に接続される他の遮断器が把握できるように、かつ常に最新の系統構成情報をデータベース化し、事故が生じたときに、フィーダー遮断器を始めとする系統構成を考え、データベース及び事故情報を元に事故区間を判定検出事故区間検出処理と、データベースを元に配電線の健全区間から融通送電する負荷融通処理と、事故区間を切り離す事故区間の切り離し処理とを順次に行う。
請求項(抜粋):
配電線の各所に設置された電柱に遮断器と柱上子局とを設け、前記配電線の系統構成情報の内、遮断器毎に柱上子局のアドレス、前記遮断器の開閉状態及び前記遮断器に接続される他の遮断器が把握できるように、かつ常に最新の前記系統構成情報をデータベース化し、前記配電線に事故が生じたときに、変電所に設置されたフィーダー遮断器に接続される事故フィーダーが認識されると、前記データベース及び事故情報を元に事故区間を検出する事故区間検出処理と、前記データベースを元に前記配電線の健全区間から融通送電する負荷融通処理と、前記事故区間を切り離す事故区間の切り離し処理とを順次に行う配電線保護方式であって、事故区間検出処理は、前記フィーダー遮断器を始めとする系統構成を考え、前記フィーダーに接続される遮断器に対して、前記データベースから遮断器番号により決められた1つの基準遮断器に接続される他の遮断器を確認して、前記基準遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮断器をグループ化し、前記グループ化した遮断器から前記基準遮断器と同じ条件の基準遮断器を決定し、前記データベースから前記基準遮断器の開閉状態と前記遮断器に接続される他の遮断器とを少なくとも前記開閉状態から順次に確認し、前記グループ化から前記確認までを繰返す中で、前記基準遮断器の開閉状態が「入」状態であれば、前記基準遮断器がポーリング対象とされ、前記基準遮断器の開閉状態が「切」状態または前記基準遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮断器が「無」であれば、前記グループ化した順序と逆方向のグループ毎に、前記グループ化した遮断器の残りに接続される遮断器に対して、前記グループ化から前記確認までを繰返すことによって、前記「入」状態の遮断器がポーリング対象とされ、前記事故情報は、前記ポーリング対象とされた遮断器の柱上子局から高速ポーリングにより収集され、前記フィーダー遮断器及び前記フィーダーに接続される遮断器に対して、前記フィーダー遮断器と逆方向側の前記事故情報により基準遮断器を決定し、前記データベースから前記基準遮断器に接続される他の遮断器を確認して、前記フィーダー遮断器と逆方向側の遮断器をグループ化し、前記グループ化した遮断器の前記事故情報を確認し、前記基準遮断器を決定から前記事故情報を確認までを繰返す中で、前記グループ化した遮断器の前記事故情報が前記フィーダー遮断器側で事故という応答または前記フィーダー遮断器と逆方向側で事故無しという応答であれば、前記グループ化した最後のグループと前記グループ化した最後の1つ前のグループとで囲まれた区間を事故区間と判定すると共に、前記最後のグループで認識された全部の遮断器及び前記最後の1つ前のグループで最後に認識された遮断器が記憶され、負荷融通処理は、前記フィーダー遮断器を始めとする系統構成を考え、前記最後のグループで認識された遮断器及び前記最後のグループで認識された遮断器に接続される遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側の遮断器に対して、前記データベースから遮断器番号により決められた1つの基準遮断器に接続される他の遮断器を確認して、前記基準遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮断器をグループ化し、前記グループ化した遮断器から前記基準遮断器と同じ条件の基準遮断器を決定し、前記データベースから前記基準遮断器の開閉状態と前記基準遮断器に接続される他の遮断器とを少なくとも前記開閉状態から順次に確認し、前記グループ化から前記確認までを繰返す中で、前記基準遮断器の開閉状態が「切」状態であれば、前記基準遮断器の1つが融通用遮断器として記憶され、前記基準遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮断器が「無」であれば、前記グループ化した順序と逆方向のグループ毎に、前記グループ化した遮断器の残りに接続される遮断器に対して、前記グループ化から前記確認までを繰返すことによって、前記グループ化した最後のグループで認識された遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮断器毎に、前記「切」状態の1つの遮断器が融通用遮断器として記憶され、前記融通用遮断器が投入されて健全フィーダーから融通送電が行われ、事故区間の切り離し処理は、前記最後のグループで認識された全部の遮断器及び前記最後の1つ前のグループで最後に認識された全部の遮断器を開放し、前記フィーダー遮断器がトリップする前に前記事故区間検出処理、負荷融通処理、事故区間の切り離し処理を行う配電線保護方式。
IPC (2件):
H02H 7/26 ,  H02H 3/06
FI (4件):
H02H 7/26 F ,  H02H 7/26 H ,  H02H 7/26 L ,  H02H 3/06 D
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 配電系統操作装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-244576   出願人:株式会社東芝
  • 配電系統の操作装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-332555   出願人:株式会社東芝, 東芝エンジニアリング株式会社
  • 配電系統の操作装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-121864   出願人:株式会社東芝
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