特許
J-GLOBAL ID:200903057407328202
構造物の制震方法および制震用ダンパ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
久門 知 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-113089
公開番号(公開出願番号):特開平11-303926
出願日: 1998年04月23日
公開日(公表日): 1999年11月02日
要約:
【要約】【課題】 限られた情報量により、簡単な機構で減衰係数を制御し、受動型の装置に比べ十分大きな制震効果の得られる構造物の制震方法および制震用油圧ダンパを提供する。【解決手段】 減衰係数を最大値Cmax と最小値Cmin の2段階に切り替え可能とした可変減衰装置を建物フレーム内に設置する。最低作動荷重F0 に対し、装置発生力Fが、|F|>F0 の範囲では、可変減衰装置の減衰係数をC=Cmax に維持する。|F|>F0 かつ|F|>|u|になったときに(uは層間速度dx/dt に、フレームや装置設置部の剛性および建物の固有振動数に応じて定めたゲインGv を掛け合わせた値)、可変減衰装置の減衰係数をC=Cmin に変化させ、|F|≦F0 となった時点で、再び可変減衰装置の減衰係数をC=Cmax に変化させ、以下、同様の制御を繰り返し行う。
請求項(抜粋):
減衰係数を最大値C<SB>max </SB>と最小値C<SB>min </SB>の2段階に切り替え可能とした可変減衰装置を建物フレーム内に設置し、振動外力が作用したときの建物層間の変位x、速度dx/dt 、および前記可変減衰装置の発生力Fをもとに、あらかじめ設定した最低作動荷重F<SB>0 </SB>に対し、|F|>F<SB>0</SB>の範囲では、可変減衰装置の減衰係数Cを、C=C<SB>max</SB>に維持し、C=C<SB>max</SB>の状態において、|F|>F<SB>0 </SB>、かつF×(dx/dt)<0すなわち、発生力Fと層間速度dx/dt の符号が逆向きになったときに、可変減衰装置の減衰係数Cを、C=C<SB>min</SB>に変化させ、可変減衰装置の発生力Fについて、|F|≦F<SB>0</SB>となった時点で、再び可変減衰装置の減衰係数Cを、C=C<SB>max</SB>に変化させ、以下、同様の制御を繰り返し行うことを特徴とする構造物の制震方法。
IPC (2件):
F16F 15/02
, E04H 9/02 351
FI (3件):
F16F 15/02 A
, F16F 15/02 F
, E04H 9/02 351
引用特許: