特許
J-GLOBAL ID:200903058165964814

多層磁気記録媒体と磁気抵抗型駆動システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-524323
公開番号(公開出願番号):特表平11-501755
出願日: 1996年02月01日
公開日(公表日): 1999年02月09日
要約:
【要約】本発明は改良形の多層磁気記録媒体と、これを組入れた磁気抵抗駆動システムに関する。特に、コバルトまたはコバルト合金と、パラジウムまたはプラチナのような貴金属の交番する層を含む多層媒体と、そのような媒体の製造工程を開示する。本発明に基づく媒体は一般に基板と、核形成層と、格子と、保護層とを含んでいる。ある実施例では、基板は研磨されたアルミニウムである。別の実施例では、核形成層の厚さは 100Å以上であり、ある実施例では約 200から 600Åの間にある。格子は一般にコバルト(またはその合金)と、パラジウムまたはプラチナの2重層を含んでいる。コバルト層の厚さは約1.5Åと10Åとの間、または約2Åと7Åとの間、または約3Åと5Åとの間である。パラジウムまたはプラチナ層の厚さは約5Åと15Åとの間、または約7Åと12Åとの間、または約8Åと12Åとの間である。格子(33)内の積層数、すなわち周期性は約10と30との間、または約15と25との間である。ある実施例では、格子(33)と核形成層(32)との全体の厚さは1500Åを超えない。本発明は更に、2×106erg/ccを超える垂直異方性と、50000eもの高い保磁力を有する垂直方向の記録媒体と組合わせて、環状書込みヘッドと磁気抵抗(MR)読取りヘッドとを含む新規の情報記憶装置を提供するものである。更に、改良形のMR読取りヘッドも提供される。改良点には、MR素子が媒体に対して垂直な方向から偏倚されるように、MR素子内に物理的な偏倚が付与される。
請求項(抜粋):
磁気記録媒体において、 厚さが50Åより厚いパラジウムまたはプラチナの群から選択された非磁性体金属の核形成層が蒸着された基板と、垂直の磁気異方性を有し、第1の厚さを有する磁性体金属またはその合金と、第2の厚さを有するパラジウムまたはプラチナの群から選択された非磁性体金属との複数の複層とからなる記録層、とから構成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
IPC (2件):
G11B 5/66 ,  G11B 5/85
FI (2件):
G11B 5/66 ,  G11B 5/85 A
引用特許:
出願人引用 (11件)
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審査官引用 (5件)
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