特許
J-GLOBAL ID:200903058631243375

鉄道車両の軌間可変台車

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-060972
公開番号(公開出願番号):特開平8-253147
出願日: 1995年03月20日
公開日(公表日): 1996年10月01日
要約:
【要約】【目的】 走行しながら軌間変更を行うことができると共に、一つの駆動モータで左右の車輪を駆動することができ、かつばね下質量が小さく信頼性の高い鉄道車両の軌間可変台車を提供する。【構成】 回転しない車軸7には車軸外筒17が軸方向に摺動可能に外挿され、車軸外筒17にはベアリング19を介して車輪18が回転可能に支持されている。駆動モータ8は台車枠1に支持され、歯車箱10は少なくとも一部が台車枠1に支持されている。駆動モータ8の駆動力は歯車箱10内の小歯車25と大歯車26と大歯車支持筒27とスライディングギャ30、31、34、35を介して左右の車輪18を回転駆動する。ロッキングブロック20の係止突起21及び22は軸箱3の係止溝23に係合した時に、夫々狭軌及び標準軌に対応した位置で車軸外筒17の軸方向移動を係止する。係止突起21及び22と係止溝23との係合は、車両の自重によって行われ、係合の解除は軌道に設置された車体支持レールが軸箱6の車体支持部24を持上げることによって行われる。
請求項(抜粋):
広い軌間の走行レールと狭い軌間の走行レールとを接続する軌間変更走行レールを走行中に車輪間隔を自動的に変更する鉄道車両の軌間可変台車において、台車枠の側梁に弾性体を介して懸架された左右一対の軸箱と、上記一対の軸箱の下端面に形成され、車輪間隔の変更時に車体を支持する車体支持部と、両端部が夫々上記一対の軸箱内に収容され、上記軸箱に対して上下方向に相対移動可能な車軸と、上記広い軌間と上記狭い軌間とに夫々対応する位置に移動するように軸方向に移動可能に上記車軸に外挿された左右一対の車軸外筒と、上記車軸外筒の各々に軸受を介して回転可能に取付けられた左右一対の車輪と、上記一対の車軸外筒の外周に夫々形成された外筒側の係止部材と、上記一対の軸箱に夫々形成され、上記車軸外筒が上記広い軌間と上記狭い軌間とに夫々対応する位置にある時に上記外筒側の係止部材に係合可能であり、上記台車枠の自重が上記軸箱を介して上記車軸外筒に加えられた時には上記外筒側の係止部材に係合して上記車軸外筒の軸方向移動を係止する軸箱側の係止部材と、上記台車枠に取付けられた駆動モータと、上記台車枠に支持された歯車箱と、上記駆動モータに連結され、上記歯車箱に回転可能に支持された小歯車と、上記車軸に回転可能に外挿されると共に上記歯車箱に回転可能に支持され、上記小歯車に噛合った大歯車と、上記大歯車に一体的に構成されると共に上記車軸に回転可能に外挿され、左右一対のスライディングギャを有する大歯車支持筒と、上記車軸に軸方向に摺動可能かつ回転可能に外挿されると共に一端部において上記左側の車輪に固着され、他端部に上記大歯車支持筒の上記左側スライディングギャに噛合うスライディングギャを有する左側のトルク伝達筒と、上記車軸に軸方向に摺動可能かつ回転可能に外挿されると共に一端部において上記右側の車輪に固着され、他端部に上記大歯車支持筒の上記右側スライディングギャに噛合うスライディングギャを有する右側のトルク伝達筒とを具備することを特徴とする鉄道車両の軌間可変台車。
IPC (2件):
B61F 7/00 ,  B61C 9/38
FI (2件):
B61F 7/00 ,  B61C 9/38 A
引用特許:
出願人引用 (5件)
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