特許
J-GLOBAL ID:200903059557580620

内燃機関用噴射量制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-180353
公開番号(公開出願番号):特開2004-019637
出願日: 2002年06月20日
公開日(公表日): 2004年01月22日
要約:
【課題】インジェクタ個体差、気筒間噴射量バラツキ、インジェクタ経時劣化量とエンジン負荷要因によるエンジン要求噴射量の増量分との識別を行なって、多段噴射による1燃焼当たりの各噴射毎の補正量の誤補正を防止する。【解決手段】アイドル安定状態にて多段噴射における1燃焼当たりの噴射回数をK回とした時のISC補正量とFCCB補正量との和をQbとし、同一のアイドル安定状態にて多段噴射における1燃焼当たりの噴射回数をN回とした時のISC補正量とFCCB補正量との和をQcとし、QbとQcとの噴射量差に基づいて、最終的な学習値(Q1/KまたはQ1/N)を算出する。したがって、ISC補正とFCCB補正により、インジェクタ個体差、気筒間噴射量バラツキ、インジェクタ経時劣化量とエンジン負荷要因によるエンジン要求噴射量の増量分との識別が可能になる。【選択図】 図13
請求項(抜粋):
エンジンの運転状態または運転条件に応じて設定される基本噴射量に、噴射量補正量を加味して指令噴射量を算出し、その指令噴射量と燃料噴射圧力とに応じて噴射量指令値を算出し、この噴射量指令値に応じて前記エンジンの各気筒毎に対応して搭載されたインジェクタを駆動する内燃機関用噴射量制御装置において、 (a)所定のエンジンの運転状態または運転条件を検出した際に、前記エンジンの圧縮行程中、膨張行程中に前記インジェクタの駆動を複数回実施する多段噴射における1燃焼当たりの噴射回数をK回とこのK回と異なるN回とに切り替える多段噴射回数切替手段と、 (b)前記多段噴射回数切替手段によって前記多段噴射における1燃焼当たりの噴射回数を前記K回に切り替えた時に、前記指令噴射量を各気筒にK回に分割し、K回の分割噴射を行ないながら、 前記エンジンの各気筒毎の回転速度変動を検出し、全気筒の回転速度変動の平均値と比較し、各気筒間の回転速度変動を平滑化するように、各気筒毎への各噴射毎の噴射量を個々に補正すると共に、 前記K回の分割噴射を行ないながら、 平均エンジン回転速度を検出し、目標回転速度と比較し、前記平均エンジン回転速度を前記目標回転速度に維持するように、全気筒一律に各噴射毎の噴射量を補正する第1均等分割補正手段と、 (c)前記多段噴射回数切替手段によって前記多段噴射における1燃焼当たりの噴射回数を前記N回に切り替えた時に、前記指令噴射量を各気筒にN回に分割し、N回の分割噴射を行ないながら、 前記エンジンの各気筒毎の回転速度変動を検出し、全気筒の回転速度変動の平均値と比較し、各気筒間の回転速度変動を平滑化するように、各気筒毎への各噴射毎の噴射量を個々に補正すると共に、 前記N回の分割噴射を行ないながら、 平均エンジン回転速度を検出し、目標回転速度と比較し、前記平均エンジン回転速度を前記目標回転速度に維持するように、全気筒一律に各噴射毎の噴射量を補正する第2均等分割補正手段と、 (d)前記多段噴射回数切替手段によって前記多段噴射における1燃焼当たりの噴射回数を前記K回に切り替えた時に、前記各気筒毎の回転速度変動の検出値と前記全気筒の回転速度変動の平均値との偏差に応じた気筒毎の第1補正量を算出すると共に、前記平均エンジン回転速度を前記目標回転速度に維持するのに必要な全気筒一律の第2補正量を算出する第1補正量決定手段と、 (e)前記多段噴射回数切替手段によって前記多段噴射における1燃焼当たりの噴射回数を前記N回に切り替えた時に、前記各気筒毎の回転速度変動の検出値と前記全気筒の回転速度変動の平均値との偏差に応じた気筒毎の第3補正量を算出すると共に、前記平均エンジン回転速度を前記目標回転速度に維持するのに必要な全気筒一律の第4補正量を算出する第2補正量決定手段と、 (f)前記所定のエンジンの運転状態または運転条件に応じて設定される指令噴射量と燃料噴射圧力とに応じて算出される噴射量指令値に、前記気筒毎の第1補正量および前記全気筒一律の第2補正量を加算した第1噴射量指令値と 前記所定のエンジンの運転状態または運転条件に応じて設定される指令噴射量と燃料噴射圧力とに応じて算出される噴射量指令値に、前記気筒毎の第3補正量および前記全気筒一律の第4補正量を加算した第2噴射量指令値と の噴射量差に基づいて、 インジェクタ個体差、気筒間噴射量バラツキ、インジェクタ経時劣化量とエンジン要求噴射量のバラツキとを識別する誤補正識別手段と を備えたことを特徴とする内燃機関用噴射量制御装置。
IPC (4件):
F02D41/40 ,  F02D41/08 ,  F02D41/38 ,  F02D45/00
FI (8件):
F02D41/40 D ,  F02D41/08 385 ,  F02D41/38 B ,  F02D45/00 312T ,  F02D45/00 358C ,  F02D45/00 362J ,  F02D45/00 362K ,  F02D45/00 364K
Fターム (72件):
3G084AA01 ,  3G084BA13 ,  3G084BA14 ,  3G084BA15 ,  3G084BA20 ,  3G084CA03 ,  3G084CA04 ,  3G084DA10 ,  3G084EB08 ,  3G084FA02 ,  3G084FA06 ,  3G084FA10 ,  3G084FA17 ,  3G084FA20 ,  3G084FA27 ,  3G084FA29 ,  3G084FA37 ,  3G084FA39 ,  3G301HA02 ,  3G301HA11 ,  3G301HA13 ,  3G301HA17 ,  3G301JA05 ,  3G301JA08 ,  3G301JA15 ,  3G301JA21 ,  3G301JA37 ,  3G301KA07 ,  3G301KA08 ,  3G301KA09 ,  3G301LA05 ,  3G301LB11 ,  3G301LB17 ,  3G301MA11 ,  3G301MA19 ,  3G301MA23 ,  3G301MA26 ,  3G301MA27 ,  3G301NA01 ,  3G301NA08 ,  3G301NC02 ,  3G301NC06 ,  3G301ND01 ,  3G301ND21 ,  3G301ND41 ,  3G301PA01Z ,  3G301PA07Z ,  3G301PA09Z ,  3G301PA10Z ,  3G301PA11Z ,  3G301PA14Z ,  3G301PA16Z ,  3G301PB01Z ,  3G301PB03Z ,  3G301PB05Z ,  3G301PB08 ,  3G301PB08A ,  3G301PD03Z ,  3G301PD11Z ,  3G301PD14Z ,  3G301PD15Z ,  3G301PE01 ,  3G301PE02 ,  3G301PE04Z ,  3G301PE05Z ,  3G301PE08Z ,  3G301PF03Z ,  3G301PF06Z ,  3G301PF10Z ,  3G301PF11Z ,  3G301PF13Z ,  3G301PF14Z
引用特許:
審査官引用 (4件)
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