特許
J-GLOBAL ID:200903062193214569

階層構造型マルチプロセッサシステムにおけるタスク割り当て方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 境 廣巳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-131124
公開番号(公開出願番号):特開平9-293057
出願日: 1996年04月26日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】 階層構造型マルチプロセッサシステムにおいて効率の良い並列処理を実現する。【解決手段】 ソースプログラム10の翻訳時、コンパイラ11は、並列処理可能な各タスクの実行時間と、タスクを主クラスタと異なるクラスタで実行した場合のオーバヘッド時間とを予測して目的プログラム12に予測結果120 として組み込む。スケジューラ13は、タスクをプロセッサに割り当てる際に、並列処理可能な複数のタスクの全てを割り当てるだけの空きプロセッサが主クラスタ2に存在しない場合、予測結果120 を利用して、主クラスタ2に空きプロセッサが生じるのを待った方が早いか、それとも他のクラスタの空きプロセッサにタスクを割り当てた方が早いかを判断し、処理が早くなる側のクラスタにタスクを割り当てる。
請求項(抜粋):
メモリと該メモリを共有する複数のプロセッサとから構成されるクラスタを複数備え、これら複数のクラスタが共通システムバスを通じて相互にデータ転送可能に接続された階層構造型マルチプロセッサシステムにおけるタスク割り当て方法において、ソースプログラムを翻訳して目的プログラムを生成するコンパイラにおいて、並列化の指示に従って並列処理可能な複数のタスクを生成した際に、各タスクの実行時間を予測すると共にタスクを前記目的プログラムを主として実行する主クラスタと異なるクラスタで実行した場合のオーバヘッド時間を予測して、これらの予測結果を目的プログラムに付加し、目的プログラムのタスクをプロセッサに割り当てるスケジューラにおいて、並列処理可能なタスクは基本的に前記主クラスタのプロセッサ群に割り当てるようにするが、全タスクを割り当てるだけの空きプロセッサが不足している場合には、主クラスタに空きプロセッサが生じるのを待った方が早いか、それとも他のクラスタの空きプロセッサにタスクを割り当てた方が早いかを、前記予測結果を利用して判断し、処理が早くなる側のクラスタにタスクを割り当てることを特徴とする階層構造型マルチプロセッサシステムにおけるタスク割り当て方法。
引用特許:
審査官引用 (5件)
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