特許
J-GLOBAL ID:200903062813532302

ブレーキ液圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-246400
公開番号(公開出願番号):特開平8-108838
出願日: 1994年10月12日
公開日(公表日): 1996年04月30日
要約:
【要約】【目的】 車両のアンチロック制御とトラクションコントロールの両方を実現するブレーキ液圧制御装置の小型化、コスト削減、高性能化、信頼性向上を図る。【構成】 還流式アンチロック装置をベースにしてその装置にリリーフ弁11と遮断弁10を付加する。遮断弁10は液室10bと大気室10cとの間をピストン10dで区画し、そのピストンと一体に動く弁体10eで排出液溜め8と補給路12との間を連通、遮断するものとし、トラクションコントロール実施時に液室10bからポンプ9に必要液量が補給される構成にする。これにより、遮断弁が従来別途設けていた中間液溜めを兼ねるものになり、ポンプの吸込み抵抗も最小限に抑えられて首記の目的が達成される。
請求項(抜粋):
マスタシリンダから車輪ブレーキに至る主流路中に設けられる、少なくとも排出弁を含んだ車輪ブレーキ液圧制御弁と、上記排出弁から排出されたブレーキ液を一時的に貯溜する排出液溜めと、この排出液溜め中のブレーキ液を汲み上げて主流路に還流するポンプと、ポンプからの還流点より上流で主流路から分岐して上記排出液溜めに至る補給路と、トラクションコントロール実施時に上記還流点からマスタシリンダへ向かう液流を阻止する切替弁と、トラクションコントロール実施時にポンプから上記還流点に余剰に吐出されたブレーキ液を上記切替弁より上流の主流路に逃がすリリーフ弁と、マスタシリンダ加圧時に上記補給路から排出液溜めに向かう液流を阻止する遮断弁とを有するブレーキ液圧制御装置において、上記遮断弁を、大気室、排出液溜めに通じる液室、その両室を区画するピストン、及びこのピストンと一体に変位して補給路と排出液溜めとの間を上記ピストンがその移動行程の大気室側終端にある位置で遮断し、その他の位置では開放する弁体を有し、上記ピストンが大気室側の移動終端から反対側にフルストロークしたとき、上記液室に少なくともトラクションコントロール実施時に車輪ブレーキに供給されるブレーキ液量相当の容積変化が起こるものとしたことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/48 ,  B60T 8/58
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (3件)

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