特許
J-GLOBAL ID:200903065321257470

ポリビニルアルコ-ル組成物及び積層フィルム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-270664
公開番号(公開出願番号):特開2000-169653
出願日: 1999年09月24日
公開日(公表日): 2000年06月20日
要約:
【要約】【課題】 金属酸化物を含有するポリビニルアルコール組成物であって、高温及び高湿度の雰囲気下においても優れたガスバリア性を高度に保持することができると共に、ポリビニルアルコール本来の柔軟性を損なわない組成物を提供する。【解決手段】 本発明は、金属酸化物及びポリビニルアルコールからなり、下記条件(1)〜(5)を満足する組成物である。(1)金属酸化物中の全金属原子基準でのSi含有率=20モル%以上(2)ポリビニルアルコールのけん化度=80モル%以上(3)(金属原子)/(炭素原子)の重量比=0.001〜1.0(4)ポリビニルアルコール相及び金属酸化物相の相分離構造が、(イ)共連続構造;又は(ロ)ポリビニルアルコールの海、及び平均粒子径100nm以下の金属酸化物粒子中にポリビニルアルコール相が入り込んだ共連続構造物の島からなる海島構造(5)焼結残渣の平均細孔径=2.0nm以下
請求項(抜粋):
金属酸化物及びポリビニルアルコールからなる組成物であって、(1)該金属酸化物中の全金属原子基準におけるケイ素原子の含有率が20モル%以上であり、(2)該ポリビニルアルコールのけん化度が80モル%以上であり、(3)組成物中に含有される該金属酸化物由来の金属原子の重量Wmと組成物中に含有される炭素原子の重量Wcとの比の値Wm/Wcが0.001〜1.0の範囲内であり、(4)(イ)該ポリビニルアルコールからなる相及び該金属酸化物からなる相がそれぞれ共連続構造を形成しているか、又は、(ロ)該ポリビニルアルコールからなる相及び該金属酸化物からなる相が海島構造を形成し、かつ海成分がポリビニルアルコールからなり、島成分が金属酸化物からなる平均粒子径が100nm以下である粒子中にポリビニルアルコールからなる相が入り込んだ共連続構造物からなる形態を有しており、かつ、(5)500°Cでの焼結残渣についてBET法で求めた平均細孔径が2.0nm以下である、ことを特徴とするポリビニルアルコール組成物。
IPC (3件):
C08L 29/04 ,  B32B 27/30 102 ,  C08K 3/22
FI (3件):
C08L 29/04 Z ,  B32B 27/30 102 ,  C08K 3/22
引用特許:
審査官引用 (5件)
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