特許

J-GLOBAL ID：200903070685385027

α,β-不飽和カルボン酸の製造方法

発明者： 唐澤 皆人 ,  平岩 健司 ,  得能 伸司 ,  景山 弘春 ,  深山 兼光 ,  猪俣 将実
出願人/特許権者： 三井東圧化学株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-066400
公開番号（公開出願番号）：特開平6-234696
出願日： 1993年03月25日
公開日（公表日）： 1994年08月23日
要約：

【要約】【構成】α-ヒドロキシカルボン酸アミドと水を、固体酸触媒と接触反応させてα,β-不飽和カルボン酸を製造する。この固体酸触媒は、六方晶系構造の希土類リン酸塩を加熱することによって得られる、単斜晶系構造を含む高表面積希土類リン酸塩無水物を含有するものである。加熱条件としては、無機酸、無機酸塩及び/又は無機酸エステル溶液中、これらの無機酸分と六方晶系構造の希土類リン酸塩とのモル比が 0.5〜400 、温度が 60〜200°C、及び、時間が 0.2時間以上である。【効果】高い触媒負荷の下、反応温度 280°Cで10日間以上にわたって、83〜94モル%の収率でα,β-不飽和カルボン酸を連続的に製造することができる。

請求項（抜粋）：

一般式(1)(化1)【化1】(式中、R1 及びR2 は水素又は炭素数1〜4のアルキル基を示す。ただし、R1 及びR2 の少なくとも一方はアルキル基である。)で表されるα-ヒドロキシカルボン酸アミドと水を、固体酸触媒と接触反応させてα,β-不飽和カルボン酸を製造する際に、固体酸触媒が、無機酸、無機酸塩及び/又は無機酸エステル溶液中の無機酸分と六方晶系構造の希土類リン酸塩とのモル比が 0.5〜400 の範囲である無機酸、無機酸塩及び/又は無機酸エステル溶液中、六方晶系構造の希土類リン酸塩を 60〜200°Cに加熱することによって得られる、単斜晶系構造を含む高表面積希土類リン酸塩無水物を含有する固体酸触媒であることを特徴とするα,β-不飽和カルボン酸の製造方法。

IPC (4件)：

C07C 57/04 ,  B01J 27/18 ,  C01B 25/26 ,  C07B 61/00 300