特許
J-GLOBAL ID:200903075372697550

鉄道車両の軌間可変台車及び軌間変更装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-313185
公開番号(公開出願番号):特開平8-169338
出願日: 1994年12月16日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】軌間変更ができると共に、狭軌用の車両や駆動用の電動機を搭載した車両にも適用ができ、かつばね下質量が小さく高速走行に適した鉄道車両の軌間可変台車及び軌間変更装置の提供。【構成】左側の車軸16Bは、軸箱15Bに回転可能にかつ軸方向に移動可能に支持され、車軸にはローラーベアリング19を介して外筒20Bが外装され、外筒の外周には係止突起21、22が突設され、軸箱の内周に係止溝23が刻設され、車輪は、係止突起21が係止溝23に係合している時には狭軌の走行レール35に位置し、係止突起22が係止溝23に係合している時には標準軌の走行レール36に位置する。係止突起と係止溝との係合の解除は、車体支持部24と車体支持レール40、41との当接により軸箱が外筒に対して相対的に上方に移動されることによる。電動機からの駆動力は、減速機6によって減速された後に伝動軸を介して車軸に伝達される。
請求項(抜粋):
広い軌間の走行レールと狭い軌間の走行レールとを接続する軌間変更走行レールを走行中に車輪間隔を自動的に変更する鉄道車両の軌間可変台車において、左右一対の側梁と上記一対の側梁の内側において上記一対の側梁にほぼ平行に延在した左右一対の中梁とを有する台車枠と、上記左側の側梁と上記左側の中梁とに夫々弾性体を介して懸架された一対の左側の軸箱と、上記右側の側梁と上記右側の中梁とに夫々弾性体を介して懸架された一対の右側の軸箱と、軸方向に摺動可能かつ上下方向に移動可能に上記一対の左側の軸箱内に夫々支持された一対の左側の外筒と、軸方向に摺動可能かつ上下方向に移動可能に上記一対の右側の軸箱内に夫々支持された一対の右側の外筒と、上記一対の左側の外筒内に、軸受を介して回転可能にかつ軸方向には上記左側の外筒と一体に移動するように支持された左側の車軸と、上記一対の右側の外筒内に、軸受を介して回転可能にかつ軸方向には上記右側の外筒と一体に移動するように支持された右側の車軸と、上記左側の側梁と上記左側の中梁との間において上記左側の車軸に固着された左側の車輪と、上記右側の側梁と上記右側の中梁との間において上記右側の車軸に固着された右側の車輪と、上記左側及び右側の車輪の各々が上記広い軌間と上記狭い軌間とに夫々対応する位置にある時に上記左側及び右側の外筒を夫々係止してその軸方向の摺動を阻止する左側及び右側の係止手段と、上記左側の中梁と上記右側の中梁との間に位置するように上記台車枠に取付けられ、駆動用の電動機の出力軸に連結された入力部と左右一対の出力部とを有する減速機構と、上記減速機構の左側の出力部と上記左側の車軸とを上記左側の車軸の軸方向位置に無関係に常時連結して、上記減速機構を介した上記駆動用の電動機の駆動力を上記左側の車軸に伝達する左側の伝達機構と、上記減速機構の右側の出力部と上記右側の車軸とを上記右側の車軸の軸方向位置に無関係に常時連結して、上記減速機構を介した上記駆動用の電動機の駆動力を上記右側の車軸に伝達する右側の伝達機構と、上記左側及び右側の軸箱の各々の下面に形成され、上記軌間変更走行レールの走行時に上記軸箱を上記外筒に対して相対的に上方向に移動させる車体支持部とを具備することを特徴とする鉄道車両の軌間可変台車。
引用特許:
審査官引用 (5件)
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