特許
J-GLOBAL ID:200903083573831894

含ニッケルラテライト鉱石の浸出法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外9名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-535622
公開番号(公開出願番号):特表2003-514110
出願日: 2000年10月25日
公開日(公表日): 2003年04月15日
要約:
【要約】典型的なニッケル及びコバルト含有ラテライト鉱石のライモナイト(Feがほぼ≧25%及びMgがほぼ≦6%)及びサプロライト(Feがほぼ≦20%及びMgがほぼ≧10%)の両フラクションを浸出するプロセスを提供する。ラテライト鉱石の低マグネシウムフラクションを硫酸を用いて高温及び高圧で浸出し金属価を可溶化し、一方可溶化した鉄の大部分をヘマタイトまたは他の鉄化合物として沈殿させ、可溶化したアルミニウムの一部をアルナイトまたは他のアルミニウム化合物として沈殿させる。浸出スラリーの圧力をほぼ大気圧に下げた後、プレグナント浸出スラリーまたは溶液を鉱石の高マグネシウムフラクションと接触させて高マグネシウム鉱石フラクション中に含有されるニッケルの大部分を可溶化し、一方、高マグネシウム鉱石フラクション中の含有鉄の一部のみを溶解する。さらにアルカリ金属またはアンモニウムイオン存在下に浸出スラリーを中和することにより鉄含有ジャロサイトを周囲圧力で沈殿させることができる。ライモナイト鉱石の高圧浸出プロセスにサプロライト鉱石の浸出を組み入れるためのこのプロセスは、高温及び高圧を必要とせず、またサプロライト鉱石の特別な処理や特別な試薬(例えば還元剤)を必要としない。
請求項(抜粋):
以下の工程を含む、含ニッケルラテライト鉱石からニッケル及びコバルトを抽出する湿式治金硫酸浸出プロセス;a.低マグネシウム含量の含ニッケル酸化鉱石の水性パルプを供給する工程;b.該水性パルプを高い温度(少なくとも200°C)及び圧力で、含有されるニッケル及びコバルトの浸出を効果を奏するのに少なくとも十分な化学量論量の硫酸を添加して浸出し、それにより硫酸ニッケル、硫酸コバルト及び浸出残渣のプレグナント溶液を供給する工程;c.高マグネシウム含有含ニッケル酸化鉱石を工程(b)のプレグナント溶液を用いて大気浸出を行う工程であって、未精製で未処理の高マグネシウム鉱石の制御量を該プレグナント溶液に80°C〜溶液の通常の沸点の温度で添加し、高マグネシウム鉱石からニッケル及びコバルトを抽出しかつ最終浸出スラリーを形成するのに有効な十分な撹拌及び時間を与えることにより行う工程。
IPC (2件):
C22B 23/00 ,  C22B 3/04
FI (2件):
C22B 23/04 ,  C22B 3/00 A
Fターム (10件):
4K001AA07 ,  4K001AA10 ,  4K001AA19 ,  4K001AA38 ,  4K001BA05 ,  4K001CA01 ,  4K001CA06 ,  4K001DB03 ,  4K001DB14 ,  4K001DB23
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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