特許
J-GLOBAL ID:200903084929388202

含リン焼却灰の改質方法ならびに無公害型含リン再資源化資材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 庄子 幸男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-173967
公開番号(公開出願番号):特開2008-000707
出願日: 2006年06月23日
公開日(公表日): 2008年01月10日
要約:
【課題】 水溶出の有害元素群を共存する下水汚泥焼却灰等からなる含リン焼却灰を改質対象素材として、少なくとも常温で簡単な無害化処理ならびに形状化処理を施して無公害型結着形状体に改質処理されて、含リン焼却灰を再生活用可能な無公害型含リン再資源化資材として環境に低負荷型で安全にして低価格で提供することにある。【解決手段】 ケイ酸塩を主成分とする低カルシヤ含リン焼却灰を改質対象素材として、予め水を介して不活性化剤を加えて含水高カルシヤ含リン混和物とした後、不溶化剤を加えて含水混和物とする混和工程、ならびに該含水混和物を加工形状化して含水形状化物とする形状化工程、次いで該含水混和物なしは該含水形状化物を常温から100°C範囲の雰囲気中に放置して改質処理する養生工程からなる一連の作業工程による改質方法に付して、無害化処理ならびに形状化処理を施す。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
熱履歴を受けているケイ酸塩を主成分とする低カルシヤ含リン焼却灰からなる改質対象素材に対して、水を介して不活性化剤を均質混和して含有リン成分を不活性化した含水高カルシヤ含リン混和物とする不活性含水化工程、次いで該含水高カルシヤ含リン混和物に対して不溶化剤を均質接触して共存有害元素群を不溶化した含水不溶化混和物とする不溶化工程、さらに必要に応じて該含水不溶化混和物を加工形状化した含水形状化物とする形状化工程、次いで該含水不溶化混和物または該含水形状化物を所定雰囲気中に開放して改質養生した無公害型複合母体からなる結着形状体とする養生工程で構成される一連の作業工程により、低カルシヤ含リン焼却灰に無害化処理ならびに形状化処理を施して無公害型含リン再資源化資材に改質処理する改質方法において; 上記の低カルシヤ含リン焼却灰が、水溶出有害元素群である土壌汚染の環境基準項目で示されるカドミウム、砒素、水銀、鉛、クロム、セレン、ホウ素またはフッ素の群より選ばれる単独ないし2種以上の組み合わせ元素群が環境基準値を超える範囲で共存し、乾燥物の酸化物基準で表して五酸化リン成分を2ないし24質量%、シリカ成分を20ないし50質量%、アルミナ成分を8ないし30質量%、およびカルシヤ成分を5ないし15質量%を主成分とする低カルシヤ含リン焼却灰で構成される粉粒体、または該粉粒体100質量部に対して水が40質量部以下の量割合で加えられている湿潤もしくは含水状態にある含水体であり; 上記の不活性化剤が、下記組成式(1) CaO・aSiO2・wH2O .................. (1)
IPC (1件):
B09B 3/00
FI (1件):
B09B3/00 304G
Fターム (12件):
4D004AA36 ,  4D004AB03 ,  4D004AB05 ,  4D004CA14 ,  4D004CA15 ,  4D004CA34 ,  4D004CC06 ,  4D004CC13 ,  4D004DA03 ,  4D004DA06 ,  4D004DA10 ,  4D004DA20
引用特許:
出願人引用 (13件)
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審査官引用 (6件)
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