特許
J-GLOBAL ID:200903088652571247

強度・靱性および溶接性の優れたフランジを有する形鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-028489
公開番号(公開出願番号):特開平7-238318
出願日: 1994年02月25日
公開日(公表日): 1995年09月12日
要約:
【要約】【目的】 建造物の構造部材に用いる強度、靱性、溶接性の優れたフランジを有する形鋼を経済的に製造する。【構成】 製鋼工程で特定成分に調整した後、特定の溶存酸素量に対し、特定量のAlを添加して脱酸を行い、製造した連続鋳造鋳片を、形鋼圧延工程で粗圧延・中間圧延・仕上圧延を経た後、必要に応じて中間圧延工程のパス間で鋼材表層部の温度をAr3 -20°C以下、Ar3 -100°C以上に水冷し、その復熱過程で少なくとも1回以上圧延し、750〜1050°Cの温度範囲で中間圧延を終了させ、その後、仕上圧延前に鋼材のAr3 -20°C以下Ar1 以上の温度域まで放冷し、仕上圧延を経るか、あるいは仕上圧延後に上述の温度域まで放冷し、700°Cから400°Cまでを0.5〜3.0°C/sで加速冷却することにより、強度、靱性、溶接性に優れたフランジを有する形鋼の製造を可能にする。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.05〜0.15%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.8〜2.0%、N:0.003〜0.015%、Ti:0.005〜0.025%を含み、残部がFe、及び不可避不純物からなる溶鋼を予備脱酸処理によって溶存酸素を重量%で0.003〜0.015%に調整後、さらに金属アルミもしくはフェロアルミの添加により脱酸し、該Al含有量が重量%で0.005〜0.015%で、かつ溶鋼の溶存酸素〔O%)に対し、-0.004≦〔Al%〕-1.1〔O%〕≦0.006の関係を満たす鋳片に連続鋳造で鋳造し、該鋳片を1100〜1300°Cの温度域に再加熱後に圧延を開始し、750〜1050°Cの温度範囲で中間圧延を終了させ、仕上圧延前に鋼材表面がAr3 -20°C以下、Ar1 以上の温度域まで放冷したのち仕上圧延を行うか、あるいは仕上圧延後、鋼材表面がAr3 -20°C以下、Ar1 以上の温度域まで放冷し、その後ただちに700°Cから400°Cまでの鋼材平均冷却速度を0.5°C/s〜3.0°C/sの範囲内で加速冷却することを特徴とする強度・靱性および溶接性の優れたフランジを有する形鋼の製造方法。
IPC (3件):
C21D 8/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14
引用特許:
審査官引用 (7件)
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