特許
J-GLOBAL ID:200903093679256223

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-168619
公開番号(公開出願番号):特開2003-328708
出願日: 2001年04月20日
公開日(公表日): 2003年11月19日
要約:
【要約】【課題】 ロックピンとピン孔の間にクリアランスを設けることによって、ピン孔とロック穴の軸心のずれを吸収しつつ、ロック解除時におけるロックピンの抜け不良を無くす。【解決手段】 ベーンロータ16に設けられたピン孔42にロックピン43を出没自在に収容し、テーパ面を有するハウジング14側のロック穴46に、ロックピン43の円錐状の先端部を嵌合することによってベーンロータ16とハウジング14の相対回動をロックするバルブタイミング制御装置において、ロックピン43の大径部51とピン孔42の間のクリアランスd1を、同ピン43の小径部50とピン孔42の間のクリアランスd2よりも大きく設定した。ロックピン43が傾いても大径部51のコーナのエッジ部分がピン孔42の内周面に接触しにくくなる。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフトによって駆動される駆動力伝達部材と、外周に機関弁を作動させるための駆動カムを有する一方で前記駆動力伝達部材が必要に応じて相対回動できるように組み付けられ、前記駆動力伝達部材から動力を伝達されて従動回転するカムシャフトと、前記駆動力伝達部材と前記カムシャフトのいずれか一方と一体化されて回転するハウジングと、このハウジング内に収容され、前記駆動力伝達部材とカムシャフトの他方と一体化されて回転するベーンロータと、前記ハウジング内に設けられ、油圧によって前記ベーンロータを回動させる進角室及び遅角室と、この進角室及び遅角室に選択的に油圧を給排する油圧給排手段と、前記ベーンロータとハウジングの一方側に設けられたピン孔にロックピンが出没自在に収容され、このロックピンの円錐状の先端部が前記ベーンロータとハウジングの他方側に設けられたテーパ面を有するロック穴に嵌合することによって、ベーンロータとハウジングの相対回動位置をロックするロック機構と、前記ロックピンの受圧面に進角室または遅角室の油圧を作用させてロック穴に対するロックピンの嵌合を解除するロック解除機構とを備え、前記ピン孔は、ロックピンが入出する先端側に対して基端側が拡径して形成され、ロックピンは、前記ロック穴側に位置される先端側の小径部と、この小径部に対して段差状に拡径する基端側の大径部とを有し、前記小径部の先端側の面と大径部の小径部寄りの段差面が夫々進角室と遅角室の各一方の油圧を受ける受圧面とされた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記ロックピンの大径部とピン孔の間のクリアランスを、小径部とピン孔の間のクリアランスよりも大きく設定したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
Fターム (14件):
3G018AB16 ,  3G018BA01 ,  3G018BA33 ,  3G018CA20 ,  3G018DA51 ,  3G018DA52 ,  3G018DA53 ,  3G018DA83 ,  3G018DA85 ,  3G018FA07 ,  3G018GA02 ,  3G018GA17 ,  3G018GA22 ,  3G018GA32
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (4件)
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