特許
J-GLOBAL ID:200903096418257612

車両の姿勢制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-023420
公開番号(公開出願番号):特開平10-217928
出願日: 1997年02月06日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】【課題】車両の姿勢制御を妨げることなくドライバのブレーキ操作に応じて車両を減速可能にし、車両の姿勢制御と減速制御との両立を図る。【解決手段】車両のヨーレイトと目標ヨーレイトとの偏差量であるヨーレイト偏差量yが、予め設定された判定ヨーレイト偏差量に等しいか又は大きくなった時、旋回内方の前輪又は前後輪に制動力を付与(SC6,SC7)することにより車体にヨーモーメントを作用させて車体姿勢の制御を行うヨーモーメント制御部を備える。減速要求判定部によりドライバに減速要求があると判定されたとき(SC3)、ヨーモーメント制御部により制御されている旋回内方の前輪とは反対側の旋回外方の前輪に接続されたカットバルブを開作動させ(SC14)、旋回外方の前輪とその対角線上の旋回内方の後輪との対角線上の2輪に対し制動力を同時に付与する減速制御部を備える。ドライバの減速要求に応じて旋回内方の前輪にも制動力を付与する(SC15)ようにしてもよい。
請求項(抜粋):
車両の前後左右の各車輪に独立して制動力を付与することにより車体姿勢を制御する車両の姿勢制御装置において、上記各車輪に対し制動力を個別に付与可能に構成された制動手段と、走行方向に対する車体姿勢を表す車両状態量と目標走行方向に対応する目標車両状態量との間の偏差量が所定量以上となったときに、左右いずれか一側の前輪に制動力が独立して付与されるように上記制動手段の作動を制御することにより、車体姿勢が上記目標車両状態量に対応するものに収束するよう車体にヨーモーメントを作用させるヨーモーメント制御部を備えた姿勢制御手段と、上記車両の実際の減速度を検出する実減速度検出手段と、ドライバのブレーキ操作量を検出するブレーキ操作量検出手段と、上記ブレーキ操作量検出手段により検出されたブレーキ操作量に基づいてドライバの要求する要求減速度を検出し、この検出された要求減速度が上記実減速度検出手段により検出された実際の減速度よりも設定量以上大きいとき、上記ドライバに減速要求があると判定する減速要求判定手段とを備えており、上記姿勢制御手段は、上記減速要求判定手段から上記ドライバに減速要求があるとの判定結果の出力を受けたとき、上記ヨーモーメント制御部により制御されている前輪とは反対側の前輪とその対角線上の後輪との2輪に対し制動力を同時に付与することにより、上記車両を減速させる減速制御部を備えていることを特徴とする車両の姿勢制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/24 ,  B60T 8/58
FI (2件):
B60T 8/24 ,  B60T 8/58 Z
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 車両のブレーキ力制御方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-220136   出願人:本田技研工業株式会社
  • 車両制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-305599   出願人:日本電装株式会社
  • 制動力配分制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-237016   出願人:アイシン精機株式会社, トヨタ自動車株式会社
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