特許
J-GLOBAL ID:200903098701864765
拡声通話装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
西川 惠清 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-127559
公開番号(公開出願番号):特開2003-324371
出願日: 2002年04月26日
公開日(公表日): 2003年11月14日
要約:
【要約】【課題】無音時に音響エコー経路あるいは回線エコー経路の特性が変動することによりエコーキャンセラのエコー抑圧特性が劣化した場合でもハウリングの発生を防止する。【解決手段】送話側減衰器11の後段に設けられて信号経路に損失を挿入する送話側アッテネータ20と、送話信号の瞬時パワーを推定する送話信号瞬時パワー推定部21と、送話信号瞬時パワー推定部21による瞬時パワーの推定値Ptiが所定時間Te以上継続してしきい値Pc以下となったときに送話側アッテネータ20に所定量の損失を挿入させる送話側アッテネータ制御部22とを備える。すなわち、無音状態がしばらく継続したときに送話側の信号経路に損失を挿入することによって、音響側帰還利得αあるいは回線側帰還利得βが変動した場合でも通話系の閉ループの一巡利得が1倍を超えることがなく、ハウリングの発生を防止することができる。
請求項(抜粋):
集音した音声を送話信号として出力するマイクロホンと、相手側の通話端末からの受話信号に応じて鳴動するスピーカと、ハウリングやエコーを抑制して拡声通話を可能とする通話処理手段とを備え、通話処理手段は、マイクロホンとスピーカの音響結合によって生じる音響エコーを消去する第1のエコーキャンセラと、相手側の通話端末における音響結合又は伝送処理手段における信号の回り込みによって生じる回線エコーを消去する第2のエコーキャンセラと、第1及び第2のエコーキャンセラの間に設けられ、音響エコー経路並びに回線エコー経路により形成される閉ループの一巡利得を低減してハウリングを抑制する音声スイッチとを有し、音声スイッチは、送話側の信号経路に損失を挿入する送話側損失挿入手段と、受話側の信号経路に損失を挿入する受話側損失挿入手段と、送話側及び受話側の各損失挿入手段から挿入する損失量を制御する挿入損失量制御手段とを具備し、挿入損失量制御手段は、受話側損失挿入手段の出力点から音響エコー経路を介して送話側損失挿入手段の入力点へ帰還する経路の音響側帰還利得を推定するとともに、送話側損失挿入手段の出力点から回線エコー経路を介して受話側損失挿入手段の入力点へ帰還する経路の回線側帰還利得を推定し、音響側及び回線側の各帰還利得の推定値に基づいて閉ループに挿入すべき損失量の総和を算出する総損失量算出部と、送話信号及び受話信号を監視して通話状態を推定し、この推定結果と総損失量算出部の算出値に応じて送話側損失挿入手段及び受話側挿入損失手段の各挿入損失量の配分を決定する挿入損失量分配処理部とからなり、総損失量算出部は、各帰還利得の推定値に基づいて閉ループに挿入すべき損失量の総和を算出して適応更新する更新モード、並びに総損失量を所定の初期値に固定する固定モードの2つの動作モードを有し、相手側通話端末との通話開始から第1及び第2のエコーキャンセラが充分に収束するまでの期間には固定モードで動作するとともに第1及び第2のエコーキャンセラが充分に収束した後の期間には更新モードで動作する拡声通話装置において、音声スイッチが具備する送話側及び受話側の少なくとも何れか一方の損失挿入手段の後段に設けられて信号経路に損失を挿入する損失挿入手段と、当該損失挿入手段が設けられた信号経路における音声スイッチへの入力信号の瞬時パワーを推定する瞬時パワー推定手段と、瞬時パワー推定手段による瞬時パワーの推定値が所定時間以上継続してしきい値以下となったときに損失挿入手段に所定量の損失を挿入させる制御手段とを通話処理手段に具備したことを特徴とする拡声通話装置。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (8件):
5K027BB03
, 5K027DD07
, 5K027DD10
, 5K027DD18
, 5K046HH61
, 5K046HH77
, 5K046HH78
, 5K046HH79
引用特許:
審査官引用 (7件)
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拡声通話装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-164642
出願人:株式会社神戸製鋼所
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エコー除去装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平10-141957
出願人:日本無線株式会社
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ハウリング防止装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平3-230581
出願人:富士通株式会社
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エコーキャンセラ
公報種別:公開公報
出願番号:特願平10-263838
出願人:富士通株式会社
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音声双方向伝送回路
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-207433
出願人:株式会社日立製作所, 日本電信電話株式会社
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特開平1-245661
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エコー防止回路
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-205241
出願人:三洋電機株式会社, 鳥取三洋電機株式会社
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