特許
J-GLOBAL ID:200903099019496602

バルブタイミング変更装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 尾関 伸介
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-164088
公開番号(公開出願番号):特開2000-352302
出願日: 1999年06月10日
公開日(公表日): 2000年12月19日
要約:
【要約】【課題】装置全体を大型にすることなく、必要な圧力室の油密性を確保した上に、異音の発生を防止することができるバルブタイミング変更装置の提供。【解決手段】ベーンロータ10における4つのベーン12のうちの1つにストッパピン31を設け、ハウジング20の段差部28にストッパ穴32を設ける。シール部材41が摺接する摺接部25は、ストッパピン31の突出位置(想像線で示すストッパピン31)より径方向に離れた距離にある。進角圧力室211と遅角圧力室212との間の油密はシール部材41で確保おり、ベーン12のうちのストッパピン嵌装領域は油密のためのシール機能を必要としないから、突出位置のストッパピン31を摺接部25から離す構成の採用が可能となっている。
請求項(抜粋):
内燃機関に設けられ、第1及び第2の回転体並びに拘束手段を有し、前記第1及び第2の回転体は所定の角度範囲内において同軸に相対回転をし、前記拘束手段は前記第1及び第2の回転体相互間の所定の相対回転角度において該第1の回転体と該第2の回転体との拘束をし、前記第1及び第2の回転体は1つのカムシャフトと同軸に回転し、前記第1の回転体は前記カムシャフトに固定され、前記第2の回転体はクランクシャフトに連結され、前記第1及び第2の回転体に前記相対回転をさせることにより前記内燃機関における吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを変更するバルブタイミング変更装置であって、前記第1及び第2の回転体のうちの一方は外周方向に延びるベーンを有するベーンロータであり、前記第1及び第2の回転体のうちの他方は前記ベーンロータを内包するハウジングであり、前記ベーンの最外周面は前記所定角度範囲内で前記ハウジングの内周面に摺接し、該ハウジングは内方に延びる突条部を内周に有し、該突条部は前記ベーンロータの外周面に摺接し、前記ベーンロータ及び前記ハウジングの間には、両者の回転方向において前記ベーンにより区画された進角圧力室および遅角圧力室が形成され、該進角圧力室および遅角圧力室に対して流体圧力を選択的に供給することにより前記ベーンロータ及び前記ハウジングが前記相対回転をし、前記ベーンロータと前記ハウジングとの相対回転角度が前記進角圧力室の容積を最小にする値であるときに、前記ベーンロータは前記ハウジングに対する位相において最も遅れた最遅角位置にあり、前記拘束手段はストッパピン、ストッパ穴および付勢手段を有し、前記ストッパピン及び前記付勢手段は前記ベーンロータに設けられ、前記ストッパ穴は前記ハウジングに設けられ、前記付勢手段は前記ストッパピンを前記ストッパ穴へ向けて進行させる方向に付勢し、前記ストッパピンが前記付勢手段の付勢力により前記ストッパ穴に挿入されているときに前記拘束の状態になるとともに、前記進角圧力室および遅角圧力室に連通する流体路から受ける流体圧力により前記ストッパピンの退行方向の流体圧力を前記ストッパピンに加えることにより、前記拘束が解除されるバルブタイミング変更装置において、前記ストッパピンは、前記ベーンに設けられ、進退方向を前記ベーンロータの径方向とし、前記ストッパ穴は前記内周に設けてあることを特徴とするバルブタイミング変更装置。
Fターム (23件):
3G016AA06 ,  3G016AA19 ,  3G016BA23 ,  3G016BA38 ,  3G016CA04 ,  3G016CA12 ,  3G016CA13 ,  3G016CA20 ,  3G016CA21 ,  3G016CA24 ,  3G016CA27 ,  3G016CA33 ,  3G016CA36 ,  3G016CA46 ,  3G016CA51 ,  3G016CA52 ,  3G016DA06 ,  3G016DA22 ,  3G016EA08 ,  3G016EA13 ,  3G016GA00 ,  3G016GA01 ,  3G016GA04
引用特許:
審査官引用 (6件)
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