ソラマメ(Vicia faba)中のトコフェロール分布および種々のトリアシルグリセロール分子種

YOSHIDA Hiromi; TOMIYAMA Yuka; MIZUSHINA Yoshiyuki

文献

J-GLOBAL ID：201002203001070119 整理番号：10A1046316

ソラマメ(Vicia faba)中のトコフェロール分布および種々のトリアシルグリセロール分子種

Tocopherol Distributions and Triacylglycerol Molecular Species in Broad Beans (Vicia faba)

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著者 (3件)： , ,
資料名：
巻： 16 号： 5 ページ： 409-416 発行年： 2010年09月
JST資料番号： L2827A ISSN： 1344-6606 CODEN： FSTRFS 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

豆類は多くの国々で伝統食中に含有している蛋白質,脂質および脂肪酸(FA)の給源として重要な食材である。豆類は野菜として使用されたり,飼料蛋白質として使用されている。ソラマメは高品質蛋白質の摂取が困難な国々における重要な蛋白質源にもなっている。一方,ソラマメを高含量添加した飼料をひよこに投与すると成長および羽毛の生えが低下したり,羽毛に色素沈着が生じることが報告されている。その現象の原因として必須アミノ酸のアンバランスおよび不足,または蛋白質と関連した成長阻害物質の存在も報告されている。また,成長阻害の原因として,ソラマメ中への毒性物質を有した他のマメの混入の可能性も報告されている。ここでは,ソラマメ4品種から抽出した脂質中の内因性トコフェロール分布をHPLCにて検討した。また,トータル脂質から分離したトリアシルグリセロール(TAG)の分子種およびFA分布は硝酸銀薄層クロマトグラフィー(AgNO₃-TLC)およびガスクロマトグラフィー(GC)で分析した。実験の結果,γ-トコフェロールが最も高濃度であった。次いで,α-トコフェロール,および少量のδ-トコフェロールであった。14種類のTAG分子種を同定し,AgNO₃-TLCおよびGCで定量した。その結果,オレオジリノレインおよびトリリノレインが主要成分であった。

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野菜とその加工品 , 食品の分析 , 植物の生化学

引用文献 (26件)：

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