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J-GLOBAL ID：201002221143963747   整理番号：10A0747258

特許成立性に寄与する客観的指標の実証分析

著者 (4件)： 田中克幸 ,  田中耕一郎 (特許庁 審判部) ,  清水初志 (日本弁理士会) ,  加納信吾 (東大 大学院新領域創成科学研究科)
資料名： パテント  (Patent)
巻： 63  号： 9  ページ： 63-68  発行年： 2010年07月10日 
JST資料番号： G0278A  ISSN： 0287-4954  CODEN： JAXXA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,特許査定や拒絶査定が下される時点(査定時)における,明細書等から抽出した数値化情報(特許情報)を用いて,特許成立性に影響を与える要因とその寄与度を技術分野ごとに分析することを試みた。この際,査定時における客観的な定量的指標のみに基づいたロジスティック回帰分析を,研究手法として採用した。その結果,特許成立性に影響を与える要因とその寄与度が技術分野ごとに異なっていることを確認した。すなわち,客観的な定量的指標のみに基づいて,特許成立性に関する各技術分野の特徴を明らかにできることを示した。

シソーラス用語： *特許 ,  *登録要件 ,  *客観解析 ,  証明 ,  特許審査 ,  *回帰分析 ,  指標
準シソーラス用語： ロジスティック回帰分析

分類 (1件)： 工業所有権  (HA03000C)

引用文献 (11件)：

• 財団法人 知的財産研究所「特許の経営・経済分析」, 2007, はしがき参照
• 安彦元 (あびこげん), 中川秀敏「特許明細書における定量的性質の抽出方法に関する研究」知財マネジメント研究vol.4(2006)
• 永田健太郎, 渡部俊也「日本特許の質に関する実証分析」(日本知財学会 第六回年次学術研究発表会要旨集, 2008, p326-329)
• 金井一幸, 上條肇, 清水初志「オープンリソースを用いた新技術の特許化動向分析に関する一考察」Patent vol.61 No.6(2008)
• 独立変数間に強い相関がある場合, 回帰係数の推定が不安定になり, 推定値は信用できないとされ, これを多重共線性の問題と言う。太郎丸博「人文・社会科学のためのカテゴリカルデータ解析入門」ナカニシヤ出版, 2006, p116によれば, 相関係数が0.7以上では, いくつかの変数のうちいずれかを除外する必要があるが, 0.7よりも小さくても多重共線性が成り立つ場合があるので注意が必要とされている。

タイトルに関連する用語 (3件)： 特許 ,  客観的指標 ,  実証分析