文献

J-GLOBAL ID：201002240602619102   整理番号：10A0329433

サリドマイド催奇形性の一次標的の同定

Identification of a Primary Target of Thalidomide Teratogenicity

著者 (9件)： ITO Takumi (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  ANDO Hideki (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  SUZUKI Takayuki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SUZUKI Takayuki (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  OGURA Toshihiko (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  HOTTA Kentaro (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  IMAMURA Yoshimasa (Astellas Pharma Inc., Ibaraki, JPN) ,  YAMAGUCHI Yuki (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  HANDA Hiroshi (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN)
資料名： Science  (Science)
巻： 327  号： 5971  ページ： 1345-1350  発行年： 2010年03月12日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ゼブラフィッシュ,ニワトリ雛および培養細胞を使用して,サリドマイド催奇形性の一次標的となる蛋白質の探索を行った。著者らはサリドマイド結合蛋白質としてセレブロン(CRBN)を見いだした。CRBNは損傷DNA結合蛋白質1(DDB1)およびCul4Aと共にE3ユビキチンリガーゼ複合体を形成する。サリドマイドはCRBNへの結合,および関連するユビキチンリガーゼ活性の阻害により催奇形性作用を開始する。本研究はサリドマイド催奇形性の根拠を明らかにし,そして催奇形性のない新規なサリドマイド誘導体の開発に貢献すると推察した。

シソーラス用語： *催奇形性 ,  ゼブラフィッシュ ,  培養細胞 ,  雛 ,  HeLa細胞 ,  タンパク質複合体 ,  細胞内分布 ,  ペプチドシンターゼ ,  ニワトリ ,  FGF【成長因子】 ,  胚 ,  *タンパク質 ,  芳香族カルボン酸 ,  酸イミド ,  芳香族縮合化合物 ,  ジカルボン酸 ,  免疫療法薬
準シソーラス用語： 293T細胞 ,  E3ユビキチンリガーゼ ,  FGF8 ,  サリドマイド結合蛋白質 ,  *セレブロン

分類 (3件)： 有機化合物の毒性  (GZ02030Y) ,  発生・成長の生理一般  (EJ16010L) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (1件)： サリドマイド

タイトルに関連する用語 (3件)： サリドマイド ,  催奇形性 ,  同定