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J-GLOBAL ID:201002265604821459   整理番号:10A0038075

微細藻類を原料にしたバイオ燃料-バイオ燃料および副産物の生産,加工および抽出の技術展望

Biofuels from microalgae-A review of technologies for production, processing, and extractions of biofuels and co-products
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巻: 14  号:ページ: 557-577  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: W1084A  ISSN: 1364-0321  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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持続可能性は天然資源管理における重要な原則で,運用の効率,環境影響の最小化および社会-経済的な考慮を包含し,これらはすべて相互に関連を持つ。化石燃料エネルギー資源への依存を継続することは,世界の賦存量の枯渇およびこれらの使用に関わる温室効果ガス排出の両者から見て,非持続可能であることがますます明らかになってきた。従って,代替エネルギー資源として再生可能であり,炭素中立の可能性を持つ代替の固体,液体および気体バイオ燃料を開発するため,活発な研究イニシアティブが存在する。しかし,サトウキビ,サトウダイコン,トウモロコシおよび菜種などの陸生作物から得られる第1世代バイオ燃料に属する代替エネルギー資源は,世界の食品市場に大きな歪をもたらし,水不足の原因となり,世界の森林破壊を促進する。リグノセルロース農作物,林業残渣,および食糧作物原料から得られる第2世代バイオ燃料は上記の問題のいくつかを解決する。しかし,土地利用の競合あるいは必要な土地利用の変化について懸念が存在する。従って現在の知見および技術予測を基にすると,特に微細藻類から得られる第3世代バイオ燃料は,第1および第2世代バイオ燃料に関わる大きな欠点を持たない,技術的に可能な代替エネルギー資源であると考えられる。微細藻類は生育のための必要条件(光,糖,CO2,N,PおよびK)が単純な光合成微生物であり,脂質,蛋白質および炭水化物を短期間に大量に生産できる。これらの産物はバイオ燃料や価値のある副産物の両者に加工できる。本研究では微細藻類からバイオ燃料へのシステムの背景となる技術を展望し,特にバイオマス生産,収穫,変換技術および有用副産物の抽出に焦点を当てた。またエネルギーの変換および利用に関連する環境影響の低減のため,微細藻類の繁殖および炭素隔離や廃水処理手段との協調組合せについても展望した。光合成効率やバイオマス産量についてまだ解決すべき問題が残ってはいるが,微細藻類から得たバイオ燃料はエネルギー需要の増大に対応する化石燃料のかなりの部分を徐徐に代替できる可能性があることが分った。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物組織・細胞による物質生産  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 

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