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J-GLOBAL ID:201002274989187010   整理番号:10A0915450

九州北部における春季の高濃度PM2.5と長距離輸送

Long-range Transport of PM2.5 in Northern Kyushu Area in Spring
著者 (8件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 227-234  発行年: 2010年08月30日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アジア大陸起源の汚染物質がわが国のPM2.5汚染状況に与える影響を明らかにするため,五島列島福江島と,その東方約190kmに位置する福岡市において2009年春よりPM2.5濃度の通年観測を開始し,さらに4月に集中的に大気中エアロゾルの観測を行った。この結果,春季の福岡でのPM2.5濃度は福江島より半日程度遅れて変動していること,また濃度レベルも同程度または福江島の方がやや高く,日平均の環境基準値を超過する高濃度が度々出現した。組成分析の結果,高濃度時のエアロゾルの主成分は,硫酸塩と粒子状有機物が支配的であり,硫酸塩や総硝酸濃度は福江島の方が福岡より高かった。韓国済州島でのPM2.5測定データでは,福江島よりさらに早い時間に濃度増加を開始しており,長距離輸送による九州北部への汚染物質の到達を示している。このときの気圧配置より,4月上旬の2回の顕著な高濃度出現は,典型的な2つの長距離輸送パターン,すなわち前線後面型と移動性高気圧周回流型による輸送であると考えられる。月平均濃度でみても,4月の福江島のPM2.5濃度は福岡市よりやや高く,2009年春季の九州北部地域では,福岡のような大都市域においても,PM2.5濃度は域外からの長距離輸送による広域的な汚染状況に支配されていたと考えられる。(著者抄録)
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分類 (3件):
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対流圏・成層圏の地球化学  ,  粒状物調査測定  ,  気圏環境汚染 
引用文献 (16件):
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