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J-GLOBAL ID:201002280643909842   整理番号:10A1251195

オレイン酸とエイコサペンタエン酸は腎近位尿細管におけるパルミチン酸が誘導する炎症とアポトーシスを抑制する

Oleate and eicosapentaenoic acid attenuate palmitate-induced inflammation and apoptosis in renal proximal tubular cell
著者 (14件):
資料名:
巻: 402  号:ページ: 265-271  発行年: 2010年11月12日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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糸球体を介し濾過され,近位尿細管で再吸収される,遊離脂肪酸(FFA)を結合したアルブミンは,蛋白尿性腎疾患での尿細管損傷の重要なメディエーターの一つである。この研究では,in vitroで腎尿細管損傷に与える各々の種類のFFAの役割を検討し,その分子機構を検討することを試みた。培養近位尿細管細胞で,飽和脂肪酸,パルミチン酸は,単球走化蛋白質-1 (MCP-1)の発現を増加したが,この効果は単不飽和脂肪酸,オレイン酸またはω-3多不飽和脂肪酸,エイコサペンタエン酸(EPA)との共インキュベーションにより消失した。パルミチン酸は,ジアシルグリセリン(DAG)を細胞内に蓄積し,続いて蛋白質キナーゼC蛋白質ファミリーの活性化を生じた。何種類かのPKC阻害剤の中で,PKCθ阻害剤,ロットレリンは,NFB経路の不活性化を介し,パルミチン酸が誘導するMCP-1発現を抑制した。ドミナントネガティブPKCθの過剰発現も,MCP-1プロモーターのパルミチン酸が誘導する活性化を阻害した。更に,パルミチン酸は,PKCθに依存したミトコンドリアアポトーシスを増強し,これもプロ生存Akt経路の回復を介し,オレイン酸またはEPAとの共インキュベーションにより抑制された。更に,オレイン酸とEPAは,ジアシルグリセリンアシルトランスフェラーゼ2発現の回復により,細胞内DAGのトリグリセリドへの変換を介し,パルミチン酸が誘導するPKCθ活性化を阻害した。これら結果は,オレイン酸とEPAがPKCθ活性化阻害によりパルミチン酸が誘導する腎尿細管損傷に対し保護効果を有することを示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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脂質一般 

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