特許
J-GLOBAL ID:201003016161280682

車両用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 矢作 和行 ,  野々部 泰平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-284719
公開番号(公開出願番号):特開2010-111222
出願日: 2008年11月05日
公開日(公表日): 2010年05月20日
要約:
【課題】乗車中は暖房性能を損なわない除霜運転を実施し、乗車していないときは車両の余熱を活用した省電力性に優れた除霜運転を実施する車両用空調装置を提供する。【解決手段】車両用空調装置の制御装置50は、乗車中と判定した場合に除霜運転を行うときはヒートポンプサイクル10を暖房運転サイクルに動作させ、室外器用送風機27を停止し、空気を室内熱交換器12に通過させて放熱するようにエアミックスドア37の作動を制御する第1除霜運転を実施する。また、乗員不在と判定した場合に除霜運転を行うときはヒートポンプサイクル10を冷房運転サイクルに動作させ、室外器用送風機27を停止し、内気を取り込むように内外気設定ドア32の作動を制御し、室内熱交換器12に通過させる空気量が第1除霜運転時よりも減少するようにエアミックスドア37の作動を制御する第2除霜運転を実施する。【選択図】図8
請求項(抜粋):
蓄電池からの給電によって駆動し、冷媒を吸入し吐出する圧縮機(11)、前記圧縮機から吐出された冷媒が流入し暖房運転サイクル時に放熱して車室内へ送風される空気を加熱する加熱用熱交換器(12)、前記暖房運転サイクル時に前記加熱用熱交換器で冷却された冷媒を減圧する第1の減圧装置(13)、前記暖房運転サイクル時に前記第1の減圧装置で減圧された冷媒が流入して吸熱し冷房運転サイクル時に冷媒が放熱する室外熱交換器(15)、前記暖房運転サイクル時に冷媒が流れないように構成され前記冷房サイクル運転時に内部を流れる冷媒の吸熱作用によって車室内へ送風される空気を冷却する冷却用熱交換器(18)、および前記冷房運転サイクル時に前記冷却用熱交換器に流入させる冷媒を減圧する第2の減圧装置(16)を有するヒートポンプサイクル(10)と、 前記室外熱交換器に対して空気を送風する室外器用送風機(27)と、 一方側に空気取入口(33,34)が形成され、他方側に前記車室内に向かう空気が通過する吹出し開口(40,41,42)が形成され、前記空気取入口と前記吹出し開口との間に前記送風空気が通過する通風路(38,39)を有する空調ケース(31)と、 外気および内気の少なくとも一方を前記空気取入口から前記空調ケース内に取り入れる取入れ空気設定手段(32)と、 前記空気取入口から取り入れた空気のうち、前記通風路に設けられた前記加熱用熱交換器を通過させる空気の風量を調整する風量調整手段(37)と、 前記車室内に乗員がいるか否かを判定し、前記室外熱交換器に付着した霜をとかすための除霜運転を実施するか否かを判定するとともに、前記ヒートポンプサイクルを構成する前記各部の作動、前記室外器用送風機の作動、前記取入れ空気設定手段の作動および前記風量調整手段の作動を制御して前記除霜運転を実施する制御装置(50)と、 を備え、 前記制御装置は、 前記乗員が乗車中であると判定した場合に前記除霜運転を行うときは前記ヒートポンプサイクルを前記暖房運転サイクルに動作させ、前記室外器用送風機を停止し、空気を前記加熱用熱交換器に通過させて放熱するように前記風量調整手段の作動を制御する第1除霜運転を実施し、 前記乗員が乗車していないと判定した場合に前記除霜運転を行うときは前記ヒートポンプサイクルを前記冷房運転サイクルに動作させ、前記室外器用送風機を停止し、前記車室内の空気を前記空気取入口から取り込むように前記取入れ空気設定手段の作動を制御し、前記加熱用熱交換器に通過させる空気量が前記第1除霜運転時よりも減少するように前記風量調整手段の作動を制御する第2除霜運転を実施することを特徴とする車両用空調装置。
IPC (2件):
B60H 1/22 ,  B60H 1/00
FI (3件):
B60H1/22 651C ,  B60H1/00 101Q ,  B60H1/00 101E
Fターム (5件):
3L211BA02 ,  3L211DA25 ,  3L211EA03 ,  3L211FA06 ,  3L211FA38
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 空調装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-006603   出願人:株式会社デンソー
  • 車両用空調装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-274816   出願人:株式会社デンソー
審査官引用 (4件)
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