特許
J-GLOBAL ID:201003030578221053

キャビテーション減少のねじれた、特に均衡された舵から成る高速船舶の舵配列装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 江崎 光史 ,  奥村 義道 ,  鍛冶澤 實
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-247107
公開番号(公開出願番号):特開2010-042796
出願日: 2008年09月26日
公開日(公表日): 2010年02月25日
要約:
【課題】高速船舶に使用されるときにキャビテーションを生じにくく、船体にねじれモーメントを伝えることなく曲げ応力のみを生じる舵配列装置を提供する。【解決手段】細長い輪郭を有し且つ低い輪郭厚さを有し、舵パイプ120に位置された舵ポスト140を備えていて舵ブレード100に面するプロペラ115と舵ブレードの上領域に位置した舵パイプとから成るねじれた均衡舵ブレード100から成り、この舵ブレード100は異なった高さを有する二つの重なった舵ブレード部分10、20から成り、プロペラに面する前先端縁11、21は、一方の先端縁11が左舷或いは右舷に片寄っていて、他方の先端縁21が右舷或いは左舷に片寄っており、舵ブレード100の二つの側壁面がプロペラから離れて面する端縁に収斂し、異なった円弧輪郭を有する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
駆動可能なプロペラ軸線(PA)に配列されて舵ブレードと連動されるプロペラ(115)と舵ブレード(100)に連結された舵ポスト(140)とを備える舵ブレードから成り、キャビテーションを減少させるねじれた、特に均衡した舵から成るより高速を有する船舶の舵配列装置において、この舵配列装置(200)は、 a)好ましくは小さい輪郭厚さをもつ細長い輪郭を有する均衡舵ブレード(100)から成り、その舵ブレードが同じ或いは異なった高さを有する二つの重なった舵ブレード部分(10、20)から成り、好ましくは上舵ブレード部分(10)の高さと比較して低い高さを有する下舵ブレード部分(20)から成り且つおよそ半円形輪郭を有するプロペラ(115)に面する先端縁(11、21)から成り、先端縁は一方の先端縁(11)が左舷(BB)或いは右舷(SB)に片寄っていて、他方の先端縁(21)が舵ブレード(100)の長手方向中央線(LML)に関して右舷(SB)或いは左舷(BB)に横方向に片寄っているような形式に位置されていて、二つの舵ブレード部分(10、20)の側壁面(12,13;22,23)がプロペラ(115)から離れて面する端縁(15)へ収斂し、 a1)二つの先端縁(11、21)と端縁(15)とが舵ブレード(100)の上領域(OB)から下領域(UB)までの横断面領域(30)の減少により伴った円錐状に先細になる形式に下方に進行していて、 a2)或いは端縁(15)が直線状に且つ舵ポスト(140)と平行に進行していて、二つの先端縁(11、21)が上領域(OB)から下領域(UB)までの横断面領域(30)の減少により伴った円錐状に先細になる形式に下方に進行していて、 a3)舵ブレードの端縁(15)と最大輪郭厚さ(PD)の間の領域の上舵ブレード部分(10)と下舵ブレード部分(20)の横断面部分(31)が長さ(L)を有し、その長さが舵ブレード(100)の最大輪郭厚さ(PD)と先端縁(11、21)の間の上舵ブレード部分(10)と下舵ブレード部分(20)の横断面部分(32)の長さ(L1)の少なくとも1.5倍に一致し、 a4)左舷側(BB)の上舵ブレード部分(10)と右舷側(SB)の下舵ブレード部分(20)がそれぞれに平らなアーチ形形式に進行して且つ先端縁(11、21)から端縁(15)の方向に延びている側壁部分(18、28)から成り、その側壁部分が長さ(L’2)の少なくとも1/3に一致する長さ(L”2)に加えて出来るだけ最大輪郭厚さ(PD)に関する先端縁(11、21)から側壁部分(18)の長さ(L’2)にわたり延びている長さ(L2)を有し、平らなアーチ形形式に進行する側壁部分(18、28)が端縁(15)に外へ進行する直線状進行側壁部分(16、26)と結合されていて、 a5)左舷側(BB)の上舵ブレード部分(10)と右舷側(SB)の下舵ブレード部分(20)がそれぞれにアーチ形形式に進行して且つ先端縁(11、21)から端縁(15)の方向に延びているかなり彎曲された側壁部分(19、29)から成り、その側壁部分が長さ(L’3)の少なくとも1/3に一致する長さ(L”3)に加えて出来るだけ最大輪郭厚さ(PD)に関して先端縁(11、21)から側壁部分(19)の長さ(L’3)にわたり延びている長さ(L3)を有し、アーチ形形式に進行するかなり彎曲された側壁部分(19、29)が端縁(15)の外に延びる直線状進行側壁部分(17、27)により結合されていて、 a6)二つの直線状に進行する側壁部分(16、17;26、27)が対で同じ長さを有し、二つの側壁部分(16、17;26、27)間に位置した横断面部分が同じ寸法であって対称的に構成され、 a7)長手方向中央線(LML)から平らなアーチ形形式に進行する側壁部分(18;28)間の間隔が長手方向中央線(LML)からかなりアーチ形に進行する側壁部分(19;29)間の間隔より大きく、長手方向中央線(LML)の両側に平らなアーチ形形式に進行する側壁部分(18;28)間に位置された横断面部分が非対称的に構成され、 b)少なくとも一つの軸受を有する舵ブレード(100)と機能的に共働作用する舵ポスト(140)から成り、 b1)特に鍛造鋼或いは他の適切な材料から形成された舵ポスト(140)が、特に鍛造鋼或いは他の適切な材料から形成されて前記ポストを受ける舵パイプ(120)と一緒に、最大輪郭厚さ(PD)の領域に、或いはこの領域と上舵ブレード部分(10)の先端縁の間に配列されて、上舵ブレード部分(10)の全高さにわたり端固定装置(145)と共に延びていて、 b2)片持ち梁として上舵ブレード部分(10)に深く引き込まれている舵ポスト(140)の舵パイプ(120)が舵ポスト(140)を受ける中央長手方向孔(125)を備えていて、 b3)舵パイプ横断面が薄壁として設計されていて、舵パイプ(120)が好ましくは舵ポスト(140)を据付ける自由端の領域に内壁側のカラー軸受(130)を有し、 b4)端領域(140b)には舵ポスト(140)が部分(140a)を備えて舵パイプ(120)から外へ案内されて、この部分(140a)の端は上舵ブレード部分(10)に連結されていることを特徴とする舵配列装置。
IPC (1件):
B63H 25/38
FI (2件):
B63H25/38 102 ,  B63H25/38 105
引用特許:
出願人引用 (9件)
  • 船舶用舵
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2004-316211   出願人:ベッカー・マリン・システムズ・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト
  • 船舶用舵
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-009039   出願人:ベッカー・マリン・システムズ・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト

  • 公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-093440   出願人:日立造船株式会社
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審査官引用 (5件)

  • 公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-093440   出願人:日立造船株式会社
  • 船舶用舵
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2004-316211   出願人:ベッカー・マリン・システムズ・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト

  • 公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-164402   出願人:日立造船株式会社
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