特許
J-GLOBAL ID:201003048905008144

車両用過給機の潤滑油シール構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 堀田 実 ,  仲宗根 康晴 ,  野村 俊博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-298001
公開番号(公開出願番号):特開2010-121589
出願日: 2008年11月21日
公開日(公表日): 2010年06月03日
要約:
【課題】設置スペースを追加することなく、スラストベアリングからの排出流路面積を増大させ、かつコンプレッサ側へ漏れる潤滑油の漏れ量を大幅に低減することができる車両用過給機の潤滑油シール装置を提供する。【解決手段】コンプレッサ側スラストベアリング36が、ハウジング側表面36aとコンプレッサ側裏面36bとを有する平板状部材であり、タービン軸12が貫通する中空貫通孔36cと、ハウジング側表面に設けられたスラスト支持面37、油排出凹溝38、及び油供給凹溝39を有する。油排出凹溝38は、スラスト支持面37を円弧状に囲む円弧状凹溝38aとこれと連通する下部凹溝38bとからなり、下部凹溝38bはベアリングハウジング内の潤滑油排出口16bに連通している。さらに、油供給凹溝39からスラスト支持面37の複数箇所に潤滑油bを供給する複数の油供給流路40と、中空貫通孔の内面に設けられた環状の凹溝41から油排出凹溝38に潤滑油dを排出する複数の油排出流路42とを有する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
タービンインペラを一端に有するタービン軸と、タービン軸で回転駆動されるコンプレッサインペラと、タービン軸を回転可能に支持するベアリングハウジングとを備えた車両用過給機の潤滑油シール構造であって、 タービン軸に作用するコンプレッサ側へのスラスト力を回転可能に支持するスラスト支持面を有するハウジング側表面とベアリングハウジング内の潤滑油排出口に連通するコンプレッサ側裏面とを有する平板状のコンプレッサ側スラストベアリングを備え、 該コンプレッサ側スラストベアリングは、タービン軸が貫通する中空貫通孔と油排出凹溝と油供給凹溝を有し、 該油排出凹溝は、スラスト支持面を円弧状に囲む円弧状凹溝とこれと連通する下部凹溝とからなり、該下部凹溝はベアリングハウジング内の潤滑油排出口に連通しており、 さらに、油供給凹溝からスラスト支持面の複数箇所に潤滑油を供給する複数の油供給流路と、中空貫通孔の内面に設けられた環状の凹溝から油排出凹溝に潤滑油を排出する複数の油排出流路とを有する、ことを特徴とする車両用過給機の潤滑油シール構造。
IPC (1件):
F02B 39/00
FI (2件):
F02B39/00 P ,  F02B39/00 L
Fターム (4件):
3G005EA16 ,  3G005FA33 ,  3G005GB59 ,  3G005GB64
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (3件)
  • ターボチャージャのスラスト軸受構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-142452   出願人:石川島播磨重工業株式会社
  • スラスト軸受け
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2005-207998   出願人:ボーグワーナー・インコーポレーテッド
  • 過給機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2006-207973   出願人:株式会社IHI

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