特許
J-GLOBAL ID:201003072019150345

微小欠陥部材の疲労強度下限値の評価方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 絹谷 信雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-020684
公開番号(公開出願番号):特開2010-175478
出願日: 2009年01月30日
公開日(公表日): 2010年08月12日
要約:
【課題】微小欠陥部材の疲労強度低下量を定量的に評価することが可能な微小欠陥部材の疲労強度下限値の評価方法を提供する。【解決手段】微小欠陥部材を模した試料を用いて疲労試験を行うと共に、特性距離モデルを用いて解析して、特性距離平均応力に対する疲労き裂発生寿命の関係を求め、この関係を用いて、試料における切欠き深さと疲労強度の最大減少率との関係を求めておき、微小欠陥部材に異物が衝突したときの最大残留応力を推定すると共に、最大残留応力による疲労強度の低下量を求め、これを基に、微小欠陥部材における切欠き深さと疲労強度の最大減少率との関係を求めておき、評価する微小欠陥部材の切欠き深さから、疲労強度の最大減少率を求め、これを欠陥のない部材の疲労強度に掛け合わせることにより、微小欠陥部材の疲労強度下限値を求める。【選択図】図1
請求項(抜粋):
部材に異物が衝突して微小欠陥が形成されたとき、その微小欠陥部材の疲労強度下限値を評価する方法であって、 上記微小欠陥部材を模した試料に、切欠き深さ、切欠き先端半径の異なる微小欠陥をそれぞれ付与すると共に、これら試料を用いて疲労試験を行ってSN線図を作成し、他方、上記試料の微小欠陥に位置する断面での応力分布を特性距離モデルを用いて解析し、この解析結果と上記SN線図とから、特性距離平均応力に対する疲労き裂発生寿命の関係を求め、 この関係を用いて、切欠き先端半径を0.01mm以下としたときのSN線図を切欠き深さごとに作成し、作成したSN線図を基に、切欠き深さごとに最小疲労強度を求めると共に、切欠きのない平滑材における疲労強度との比をとることで、上記試料における切欠き深さと疲労強度の最大減少率との関係を求めておき、 上記微小欠陥部材に異物が衝突したときの最大残留応力を推定すると共に、最大残留応力による疲労強度の低下量を求め、求めた最大残留応力による疲労強度の低下量と、上記試料における切欠き深さと疲労強度の最大減少率との関係に基づき、上記微小欠陥部材における切欠き深さと疲労強度の最大減少率との関係を求めておき、 この関係を用い、疲労強度下限値を評価する微小欠陥部材の切欠き深さから、疲労強度の最大減少率を求め、求めた疲労強度の最大減少率を、欠陥のない部材の疲労強度に掛け合わせることにより、微小欠陥部材の疲労強度下限値を求めることを特徴とする微小欠陥部材の疲労強度下限値の評価方法。
IPC (2件):
G01N 19/00 ,  G01N 3/32
FI (2件):
G01N19/00 G ,  G01N3/32 E
Fターム (8件):
2G061AB05 ,  2G061BA01 ,  2G061BA15 ,  2G061CA01 ,  2G061CB13 ,  2G061DA11 ,  2G061EA03 ,  2G061EA06
引用特許:
出願人引用 (6件)
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引用文献:
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