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J-GLOBAL ID：201102208135400947   整理番号：11A0478396

活性化T細胞核因子c1(NFATc1)のビタミンAに依存する転写活性化が,B1細胞の発生と生存に重要である

Vitamin A-dependent transcriptional activation of the nuclear factor of activated T cells c1 (NFATc1) is critical for the development and survival of B1 cells

著者 (7件)： MARUYA Mikako (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  SUZUKI Keiichiro (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  FUJIMOTO Hanae (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  MIYAJIMA Michio (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  KANAGAWA Osami (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  WAKAYAMA Teruhiko (RIKEN, Hyogo, JPN) ,  FAGARASAN Sidonia (RIKEN, Yokohama, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 108  号： 2  ページ： 722-727  発行年： 2011年01月11日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： IgM自然抗体や腸管分泌IgAの産生,病原体に対する初期免疫応答に重要な役割をもつ特殊なB細胞群であるB1細胞の発生に転写因子NFATc1が果たす役割について研究した。NFATc1はB1細胞には発現しているが,B2細胞に発現しないこと,ビタミンA欠乏食を与えたマウスではNFATc1発現が低下し,B1細胞数も大幅に減少すること,その結果血清中のIgMが低下すると共に,胸腺非依存性抗原に対する応答が起こらなくなること,などを見出した。オールトランスレチノイン酸を投与するとこのような症状が回復することから,ビタミンA(レチノイン酸)依存性のNFATc1発現がB1細胞の発生に重要であることを示唆した。

シソーラス用語： *転写因子 ,  *ビタミンA ,  遺伝的調節 ,  食餌効果 ,  遺伝子発現 ,  免疫グロブリンM ,  脂環式化合物 ,  共役ジエン ,  テルペノイド ,  不飽和カルボン酸 ,  *B細胞
準シソーラス用語： *Bリンパ球 ,  *B1細胞 ,  *NFATc1 ,  転写調節

分類 (2件)： 白血球,リンパ球  (EJ03030H) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (1件)： オールトランスレチノイン酸

タイトルに関連する用語 (9件)： 活性化T細胞 ,  核 ,  因子 ,  C1 ,  NFATc1 ,  ビタミンA ,  転写活性化 ,  B1細胞 ,  生存